2008年12月19日金曜日

タクシーはパスモでは乗れない

今日は妖怪おっちょこちょいが何度か現れ、俺に悪さをした。

1.財布を忘れた

昼飯の時、気づいた。
ポケットに千円入っていたので、昼飯は食えた。
夕刻、客先で打ち合わせの予定があった。

「これは誰かにお金を借りるしかない」

と一瞬思ったが、数日前パスモに1万円チャージしたばかりだったので、借りずにすんだ。
職場にたどり着いている時点で、少なくともパスモは持っていた。

2.行き先の駅を間違えた

俺にとって、今日の客先への訪問は初だった。
ちょっと神奈川の奥地にある大学病院だった。
以前、そっちのほうに住んでいたので、その大学名のついた駅の存在を知っていた。
乗換えを調べ、その駅に向かった。
向かっている最中、わずかに不安を覚えた。
「本当にその大学名の入った駅でよかったんか?」
と。そこに大学病院がある確証はどこにもなかった。
長いこと揺られ、その○○大学前駅についた。
予定通り、打ち合わせ開始時刻17時の20分前に着いた。
職場を出る直前、「あそこは駅を出て4分のところにありますからね。」といわれていたので、
目の前にバーンと現れる光景を期待していた。
ところが、看板を見ても大学ばかりで、病院が見当たらない。
「これはひょっとするとここに大学病院はない?」
慌て気味で駅員に聞いてみた。

○○大学病院はこちらではなく、△△△駅にあります。
2駅手前だった。

打ち合わせ開始時刻の17時に△△△駅に着いた。

「病院は駅からどれくらいですか?バスはありますか?」

バスはあるけど、20分くらいと言っている。かー、間に合わない。一応バス停に向かったが、バスはもう暫く来そうにない。

3.金がないのにタクシーに乗った

慌ててタクシーに乗った。行き先を伝えた。その直後に思い出した。金を持っていないことを。そこで聞いてみた。

「あ、、ちょっと待って下さい。パスモって使えないですか?」
「え?なんですかそれ。」
「パスモです。」
「いや・・・」
「え、分かりません?あの、電車に乗るときのカードなんですけど。」
「いやーそれは使えないですよ。」

なんかこの運転手、電車のカードがタクシーで使えるわけないでしょ!!的な顔をしている。パスモの中身が電子マネーであることを分かっていない。
#この時点でタクシー会社によっては既にSUICAは使えた。

「参りました。今日ちょっと財布忘れちゃったんですよね。慌てて忘れたことを忘れて乗ってしまいました。なんか手はありますか?」
「クレジットカードはないんですか?」
「いや、財布がないんでないです。分かりました、降ります。」

すると

「もうメーター開始しちゃいましたよ。」

と740円を指差して抜かし出した。1cmも進んでいないのにこのバカが何を、と言い掛かったけど、会議も始まるし行くしかない。そこで

「行った先に、同僚がいるのでそこで払ってもらいます。申し訳ないですけど、今から連絡するので進んでもらえますか?」

と進行することに。走行中、上司に電話をし、病院のタクシー降り場に財布をもって来てもらうことにした。
到着すると上司が、笑いながら、

「この人、無賃乗車ですよ!!」

といった。運転手はノーリアクションだった。
この運転手は、パスモを知らないし、メーター押したから金払えと言い出すし、ジョークも通じないし、本当に頭が悪いな!と心の底から思ってしまった。

かくいう俺もおっちょこちょいの連続でした。何かが壊れてます。

2008年12月16日火曜日

10mm超広角レンズ

Canon EF-S 10-22mm(レンズ)が欲しくてデジタル一眼レフを買った。
今年一番の買い物だ。



品川駅前


品川プリンス



品川駅構内
正面向いて、上から下まで入ってしまう、これぞ超広角。


原宿GAP1


原宿GAP2


カメラを構えた俺に、仕事かい?と聞いてきてくれた嬉しいおじさん@アメ横


アメ横


ビトン


BMW


シャツ


とにかくシャッター音がたまらなく心地よく、ついつい連射してしまう。
まだまだ、そういう段階です。

2008年12月14日日曜日

写真つきのGoogleMapをブログに貼り付ける

Google Mapの右上のその他>写真をチェックすると、Panoramioではった写真が見えるようになる。

ところが、リンク>HTMLを貼り付けてサイトに地図を埋め込みます、のタグをコピペするとこんな風になってしまう。


大きな地図で見る>

その他ボタンが表示されないのだ。
なんとかPanoramio写真つきのタグを埋め込められないかと模索していたところ、できました。



タグはこんなです。

<iframe src="http://www.panoramio.com/plugin/?lt=45.243651&ln=141.22959&z=2&k=0" width="400" height="340"/ >


GETのパラメータは見た感じこんなかな。

lt : 緯度
ln : 経度
z : ズームレベル
k : アクティブなボタンの指定 0:地図 1:写真 2:地形

Powered By Panoramioと出ているので、まあ、こんな使われ方も想定の範囲内ということでしょう。

2008年12月13日土曜日

Panoramioの写真をブログからリンクしてみる

Panoramioです。

Googleマップで、「右上ボタンその他>写真をチェック」すると表示される写真。見たことあるかな。

これ、

Panoramioで写真をアップロードし、
GoogleMapで緯度経度を入力すると、

暫くした後、審査を経てGoogleMapに掲載される仕組みになっている。
掲載率は高く、俺のも北は利尻島、南は西表島までいくつも載っている。
中でももっともアクセスが多いのが利尻島のこれ。


利尻富士、ペシ岬から。

ただ、Panoramioにアップロードした画像を、外部のブログなどから簡潔に見せる方法が分からず、こまねいていた。Youtubeのようにタグを埋め込めればベストなんだけど、Panoramioにはそれがない。

試してみたところ、
どうやら、Panoramioにアップロードした原寸画像の直リンクは「403 Forbidden」だが、
サムネイルはそうではない、ことがわかった。

つまり、こう書けばいい。

<a href='http://www.panoramio.com/photo/番号'>
<img src='http://static4.bareka.com/photos/medium/番号.jpg'/>
</a>

番号はpanoramioが勝手に振ったIDです。


しばらくこれでいってみます。

2008年12月9日火曜日

WSANO_DATA (11004)

Tracのチケット登録をトリガーとし、localhostのArGoMailを経由して自社のメールアドレスにメール送信していたところ、最近になって突如送れなくなった。

ArGoMailは原因不明に止まっていることがあり、それかと思ったが、ログをみるとちょっと違った。



・・・・

SMTP connection with 127.0.0.1 ended. ID=231
[ 232] Delivering to xxxxxxxxxxxx@xxxx.co.jp
[ 232] Attempting to deliver to the domain xxxx.co.jp
[ 232] Retrieved 1 MX records for domain xxxx.co.jp
[ 232] Trying the server xxxx.co.jp: xxxx.co.jp
[ 232] Winsock error when communicating with exchanger xxxx.co.jp:
xxxx.co.jp: [11004] Valid name, no data record of requested type
[ 232] Server error: [11004] Valid name, no data record of requested type. Will retry in 0 hr 10 min

・・・・



Winsockの11004を調べるとこんなことを言っている。



WSANO_DATA (11004)
意味 : 要求された名前は有効ですが、要求された種類のデータ レコードがありません。
説明 : 要求された名前は有効で、データベースに存在しますが、解決先の正しい関連データが存在しません。一般的な例として、DNS サーバーを使用してホスト名をアドレスに変換しようとした場合 (gethostbyname (Wsapiref_0q5u.asp) または WSAAsyncGetHostByName (Wsapiref_7bhu.asp) を使用) に発生することがあります。MX レコードは返されますが、A レコードは返されません。これはホスト自体は存在するが、直接到達できないことを示しています。


http://support.microsoft.com/kb/819124/ja


ログを追跡したところ、先週半ばからこけているのが分かったので、その時間帯、何かしなかったか、情シスにたずねた。しかし、心当たりはないという。

そこで、いろいろやってみた。
これでもかというくらいやってみた。
多くの人に相談した。
やればやるほど、どう考えても名前解決できていないことが原因じゃないかということになった。


もう一度情シスにたずねた。今度は具体的に解決できていない名前を指し示した。すると、

「あ!!そういえば・・」

彼はそういった。
昼から調べはじめ、はや夕刻になっていた。

久々にはまったトラブルだった。
結局、原因は彼の設定ミスだった。追跡したログが示していた時間はビンゴだった。

多分、みんなはそんなのないとは思うけど、この件、一応ここに記しておきます。

無は白か。それとも黒か。

今朝、こんなことを考えながら通勤していたら疲れ果ててしまった。

紙は白い。夜空は黒い。
紙の上の文字は黒い。夜空の星は白い。

仮に空間が無色透明だとする。
宇宙が真っ黒なのは、暗黒物質のせいか。
それとも宇宙の外が黒いからか。

電気を消すと真っ黒になる。
真っ暗か。
光の届かないところは暗い。
暗いところは色がない。
色がない色を黒と言ってる気がする。

そういえば、悪魔は黒く、神様は白っぽい。

なんとなく無は黒のような気がする。
人は黒を忌み嫌ってる気がする。
でも黒って色なんだろうか。

ところで、ひも理論的には空間はどう表現されるんだっけ。
空間は物質なんだっけ。

いやはや。
科学的根拠はまったく思い浮かばない。
さすが文系出身だろ。
といいたくなる。


帰り際、買った本にこんなことが書いてあった。

「答えのない問題」には悩まない


なのでやめることにした。

寝ます。

2008年12月5日金曜日

時代は宇宙についてくる

このスーパー正解。

捨てるのモッタイナイ!賞味期限切れ品、スーパーで格安販売
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081205-00000037-yom-soci

たしか似たような主張を俺もしていたような、と思ったら。
『消費期限切れについて一言』

まさにニュースに取り上げられている江東区の食品スーパーはこれを具現している感じ。そういう試み、大好きです。


なにか、って。
法治国家がもたらす恩恵にあずかっているのはわかる。
けど、法律はいつでも現実の後を追いかけていて、いつでも時代遅れなことに気づかないといけない。

悪行を働きながら、合法を主張するのは愚かなことだし、
悪行でないのに、違法だと処罰するのも愚かなことだ。

法律を絶対視していたら、過去に取り残されてしまう。
変わらないことが絶対美なら、
バクテリアからここまで進化してしまったことをなんと言うんだろう。


法律は現実を追いかけていて、
さらに現実は宇宙の進むほうを追いかけている。

つまるとこ、宇宙の進むほうを見ていれば、
現実が進む方向もなんとなく分かってしまい、
現実を価値観に縛られずありのまま見ていれば、
法律が改変されていく様もなんとなく分かってしまう。

そんな気がする今日この頃だ。

5時に起きてしまった

俺としたことが、5時におきてしまった。

今週は月曜日から8時当番という、保守作業の当番の週だ。
転職して丸一年。
担当以外ことはまったく知らず。
しかも担当はとある製品の新バージョン開発で、まだ世に出ていない。
保守とは無縁のもの。

つまり、8時に行っても、トラブルの電話があっても、俺には何のことか意味が分からない。
役立たずの保守当番。

そもそも、俺に保守当番が回ってくるのがちょっとな。
「保守の大変さを知っとけば、品質のいい製品を作ろうとするだろう。」
そう狙っているんだと前向きに理解。

当番は土曜日までだ。
いちおう、8時出勤なので、定時は16時半。なんだけど、なにやら名古屋で行われる学会で僕らの作っている新製品を発表する機会があり。今日と明日ね。その準備で、日々けっこう遅くまで働いているのです。

疲れ果ててるよ。
いやー、今週だけじゃなくもう色々ずっと。
ほんとずっと。

多分、あと少しすると、俺の仕掛けたエンジンが回り始めるんだと思い込んでいる。
あと少し。
どれくらいだろ。

頑張ります。

2008年12月2日火曜日

TomcatでEOFException

どういうわけかTomcat起動時にEOFExceptionが発生するようになったが、エクリプスの画面上部の猫アイコンで停止させたところ、次回起動からこの例外が発生しなくなった。

多分、EclipseのコンソールウィンドウでTomcatを強制停止していたのが原因で、tldCache.serかSESSIONS.serが壊れたんだと推測。

ちゃんと停止させればこんなことは起こらなかった、ということ。


2008/12/02 12:38:20 org.apache.catalina.session.StandardManager doLoad
致命的: 持続されたセッションをロード中のIOExceptionです: java.io.EOFException
java.io.EOFException
at java.io.ObjectInputStream$PeekInputStream.readFully(Unknown Source)
at java.io.ObjectInputStream$BlockDataInputStream.readShort(Unknown Source)
at java.io.ObjectInputStream.readStreamHeader(Unknown Source)
at java.io.ObjectInputStream.<init>(Unknown Source)
at org.apache.catalina.util.CustomObjectInputStream.<init>(CustomObjectInputStream.java:58)
at org.apache.catalina.session.StandardManager.doLoad(StandardManager.java:362)
at org.apache.catalina.session.StandardManager.load(StandardManager.java:321)
at org.apache.catalina.session.StandardManager.start(StandardManager.java:637)
at org.apache.catalina.core.ContainerBase.setManager(ContainerBase.java:432)
at org.apache.catalina.core.StandardContext.start(StandardContext.java:4160)
at org.apache.catalina.core.ContainerBase.addChildInternal(ContainerBase.java:760)
at org.apache.catalina.core.ContainerBase.addChild(ContainerBase.java:740)
at org.apache.catalina.core.StandardHost.addChild(StandardHost.java:544)
at org.apache.catalina.startup.HostConfig.deployDirectory(HostConfig.java:926)
at org.apache.catalina.startup.HostConfig.deployDirectories(HostConfig.java:889)
at org.apache.catalina.startup.HostConfig.deployApps(HostConfig.java:492)
at org.apache.catalina.startup.HostConfig.start(HostConfig.java:1149)
at org.apache.catalina.startup.HostConfig.lifecycleEvent(HostConfig.java:311)
at org.apache.catalina.util.LifecycleSupport.fireLifecycleEvent(LifecycleSupport.java:120)
at org.apache.catalina.core.ContainerBase.start(ContainerBase.java:1022)
at org.apache.catalina.core.StandardHost.start(StandardHost.java:736)
at org.apache.catalina.core.ContainerBase.start(ContainerBase.java:1014)
at org.apache.catalina.core.StandardEngine.start(StandardEngine.java:443)
at org.apache.catalina.core.StandardService.start(StandardService.java:448)
at org.apache.catalina.core.StandardServer.start(StandardServer.java:700)
at org.apache.catalina.startup.Catalina.start(Catalina.java:552)
at sun.reflect.NativeMethodAccessorImpl.invoke0(Native Method)
at sun.reflect.NativeMethodAccessorImpl.invoke(Unknown Source)
at sun.reflect.DelegatingMethodAccessorImpl.invoke(Unknown Source)
at java.lang.reflect.Method.invoke(Unknown Source)
at org.apache.catalina.startup.Bootstrap.start(Bootstrap.java:295)
at org.apache.catalina.startup.Bootstrap.main(Bootstrap.java:433)
2008/12/02 12:38:20 org.apache.catalina.session.StandardManager start
致命的: 永続記憶装置からセッションをロード中の例外です
java.io.EOFException
at java.io.ObjectInputStream$PeekInputStream.readFully(Unknown Source)
at java.io.ObjectInputStream$BlockDataInputStream.readShort(Unknown Source)
at java.io.ObjectInputStream.readStreamHeader(Unknown Source)
at java.io.ObjectInputStream.<init>(Unknown Source)
at org.apache.catalina.util.CustomObjectInputStream.<init>(CustomObjectInputStream.java:58)
at org.apache.catalina.session.StandardManager.doLoad(StandardManager.java:362)
at org.apache.catalina.session.StandardManager.load(StandardManager.java:321)
at org.apache.catalina.session.StandardManager.start(StandardManager.java:637)
at org.apache.catalina.core.ContainerBase.setManager(ContainerBase.java:432)
at org.apache.catalina.core.StandardContext.start(StandardContext.java:4160)
at org.apache.catalina.core.ContainerBase.addChildInternal(ContainerBase.java:760)
at org.apache.catalina.core.ContainerBase.addChild(ContainerBase.java:740)
at org.apache.catalina.core.StandardHost.addChild(StandardHost.java:544)
at org.apache.catalina.startup.HostConfig.deployDirectory(HostConfig.java:926)
at org.apache.catalina.startup.HostConfig.deployDirectories(HostConfig.java:889)
at org.apache.catalina.startup.HostConfig.deployApps(HostConfig.java:492)
at org.apache.catalina.startup.HostConfig.start(HostConfig.java:1149)
at org.apache.catalina.startup.HostConfig.lifecycleEvent(HostConfig.java:311)
at org.apache.catalina.util.LifecycleSupport.fireLifecycleEvent(LifecycleSupport.java:120)
at org.apache.catalina.core.ContainerBase.start(ContainerBase.java:1022)
at org.apache.catalina.core.StandardHost.start(StandardHost.java:736)
at org.apache.catalina.core.ContainerBase.start(ContainerBase.java:1014)
at org.apache.catalina.core.StandardEngine.start(StandardEngine.java:443)
at org.apache.catalina.core.StandardService.start(StandardService.java:448)
at org.apache.catalina.core.StandardServer.start(StandardServer.java:700)
at org.apache.catalina.startup.Catalina.start(Catalina.java:552)
at sun.reflect.NativeMethodAccessorImpl.invoke0(Native Method)
at sun.reflect.NativeMethodAccessorImpl.invoke(Unknown Source)
at sun.reflect.DelegatingMethodAccessorImpl.invoke(Unknown Source)
at java.lang.reflect.Method.invoke(Unknown Source)
at org.apache.catalina.startup.Bootstrap.start(Bootstrap.java:295)
at org.apache.catalina.startup.Bootstrap.main(Bootstrap.java:433)
2008/12/02 12:38:20 org.apache.catalina.core.ApplicationContext log

2008年11月22日土曜日

粋だな~!

恥ずかしくて値切りなんて…いまドキッ酉の市、熊手に“値札”
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081122-00000035-yom-soci


「いまドキッ酉の市」というタイトルはなんだか80年代アイドルの歌を髣髴させる古臭い文句だけど、じつにスカッと気持ち良い感じ。おばはん、いいよね。俺はこういう人が大好きなんです。

なんかいつものこの図式

だから酒は麻薬ということ。

人をはねて数キロも引きずり回すって心底トチ狂ってるよ。

俺は酒を飲まないのでしつこく言おう。酒の麻薬効果は大麻以上にある。感覚的なことなので、以上に、と断言するのもなんだが、犯罪を犯す危険性は酒の方が高いらしく、いちおう科学的根拠もあるようだ。

大麻に関する傾いた記事があふれ出してから、もうずっとウンザリし続けてきたんだけど、ようやくまっとうな記事が出てきたので紹介しておこう。



大麻は本当によくないのか 内外からの異論で話題沸騰
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081117-00000005-jct-soci



もう、ごく当たり前だよね。なんで最初からこれが出てこないのかが疑問。ヤフーニュースのコメント欄も見てるとイライラしてきてさ。扇動されやすい日本国民をみてると、そらあんな戦争をしたわけだと思ってしまう。イタリアかどっかの大聖堂か何かに落書きした時もそう。みんな大声で批判してしまったけど。それを外国人がとっても冷めた感じでみてたよね。

なんかいつものこの図式。
純朴で単純なのはいいけど、ここまで事の本質を見抜こうとしない人々ばかりだと思うと正直だいぶ不安になる。

大真面目に悪ではない何かををとっ捕まえようとしてしまう。
少し悲しいこと。



イライラあまって、前回の書き込みはついつい、権力と大麻の問題を混同させることになってしまった。
なので、
なので?ついでに今回もその調子でいきたいと思う。


どうやら、自民党のやり方は中国共産党が見習っているらしいんだ。
これは中国在住の高校時代の同級生、めすずまも言っていた。

なんでか。
日本の官僚、政治家が巧みに大義名分を掲げ国民を翻弄し、自分たちの既存の権益を守り続けているから。
官僚や、世襲議員たちは自尊心がたくさんあるから、フェアな世の中になることをとても恐れている。
そして、悲しいかな本質を見抜けない国民は知らず知らずのうちに、そんな彼らを後押しすることになってしまう。

この図式。
なんかいつものこの図式。

本当の正義ではない正義を正義と思い込んでしまう。
ずっとずっとその繰り返し。
これは日本人そのものの気質のような気もするので、難しい問題。


改革だ!と大声を張り上げた小泉さんたちの作り出したこの現実もまああまりよいとはいえない。
これとか。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/197507/

ただ、この現実の世知辛さは、政治のせいだけではない。
そこには技術の進歩によるものも多分にあると感じる。
これはまたいつか書こう。


、、、もうだめだすごく眠い。

今夜はオリオン座を見ながら、眠りに落ちよう。

それでは。

2008年11月16日日曜日

変わらないルールはない

大麻を悪と決め付ける記事を書く記者は、きっと、大戦中に遡れば、そこで、日本万歳と大声で叫び、平然と侵略戦争を肯定する記事を書いていたんだろう、と想像されてしまう。

大学に悪しき大麻が蔓延していると、それを嘆くような論調の記事が目立つが、それが本質的に嘆かわしいことなのかは、はなはだ疑問に感じる。どの記事を読んでも、大麻が合法でないことは書いてあるが、なぜ合法でないのか、なぜそこまで取り締まるのかはまったく書いていない。あそこまで無根拠に論じられると、逆に不審に感じるのは俺だけだろうか。

おそらく、ビール業界は大麻は違法であるべきだと願っているだろう。簡単に安価に栽培できる大麻が合法になったら、それなりのダメージを受けるだろうから。そういう意味では、これら一連の大麻を気嫌う記事は、ビール業界の圧力かもしれない。とも感じる心もゼロではない。


権力はどの時代も、自分たちに都合のよい神話や歴史やルールを作ってきた。それを疑う目を持たなければならないのは、北朝鮮やイラクを見ていれば分かること。いや、アメリカを見ていても分かること。いや、日本そのものを見れば十分に分かること。

そもそも、今僕らが考える、合理的な宇宙観を築き上げたのも、与えられた常識、ルールを疑ったところに始まる。気を抜けば、僕らが文明と呼ぶそれは、自己中心的な世界観を作り出してしまう。この王家こそが中心、この権力、国家こそが中心、地球こそが中心、太陽系こそが中心、という。そして、どの時代も、新しい合理的な価値観を受け入れるのには苦しんできたようだ。


想像力の欠如 大麻で転落“高偏差値大学生”の末路
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081116-00000508-san-soci


「もはや性善説も限界を感じさせる状況だ」とかっこよく締めくくっているつもりかもしれないが、では、この記者は何を善と思っているんだろう。大麻がどう悪なのかを論じることなく、法に反するとしか述べていない。それから親の時代の良識と比べてもたいした意味をなさない。

大麻の吸引は、想像力の欠如から起こるんだろうか。真実を見極めようとする模索と違うんだろうか。
真実を知る権利は誰にでもあるはずだし、僕らがそういう欲求を持つのも、宇宙から生まれた派生物としてごく普通のような気がする。目の前に真実があれば、多少のリスクを犯しても、それを知りたいと思うのはごく当然じゃないんだろうか。真実を追求してきたからこそ、僕らの今の世の中があるんじゃないんだろうか。


結論を急ぐけど、僕らがたった今信じている正義が、どの時代においても正義であるとはいえない。社会に生きる以上、ルールを守ることは大切だが、それを鵜呑みにするのもどうかと思う。鵜呑みにすれば、カルト教団の信者と大差ない。

インターネットにより、この世界には情報が溢れている。きっと僕らは僕ら自身の目で、ルールの真偽
を見ぬかなければならないんだと感じる。

そしてどの時代も、老朽しかかった権力はそれをもっとも恐れている。


http://asayake.jp/

2008年11月4日火曜日

なぜ月はあるのか

HOWでなく、WHY。

どのようにして月があるのか、ではなく、なぜ月があるのか。という話。
それは、なぜコガネムシがうちの玄関付近によくいるのか、というのと同じ。
それは、なぜ僕らが生きているのか、というのと同じ。

どのようにしてコガネムシが玄関付近によくいるのか、
どのようにして僕らが生きているのか、そういう簡単なことではない。

HOWの方を、現代科学が解き明かそうとするイージープロブレムといい、
WHYの方を、形而上学が追求しているハードプロブレムという。

いいのかな。
学術的なことはよく分からない。


週末、ずっとずっと前から目をつけていた陣馬山をだらだら歩きながら、あまりにその距離が長いのでそんなことを考え続けた。
高尾山までおよそ16kmほど。毎度の無計画さがよくないのは分かってんだけど、ほんとにひたすら平坦で長くて驚いた。
これ以上にマウンテンバイクに適した山道があるんだろうかという程、山中、高低差がなかった。
休日は混んでるので、平日行きましょう平日。だれか。


さて。
こんなことをいうと、引いてしまう人もいるんだろうけど、やっぱり宇宙は子供を産みたがっているんだと思うんだ。僕らの欲求は、すべて、ビッグバンを起こして次の宇宙を生み出す方向に向けられているんじゃないかって、最近ふと考え、ほとんどそう確信していたりする。
星を眺め思いを馳せるのもそう、法則を見出し、宇宙のメカニズムを解明しようと試みてきた数々の文明もそう、僕らが異性に興味を持つのもそう。自然を守ろうとするのもそう。利己的遺伝子の法則という言葉もあるけれど、それではなぜ生命はDNAを未来へ運ぼうとするのか、という問いには答えられない。

核もその一歩だと思うんだ。ここでいう核は決して兵器としての核ではない。ゴールへの過程の核ね。

今度、ヨーロッパかどっかで、小さいビッグバンを起こして、無から生まれたとされるこの宇宙の初期を再現しようとしているそうだ。その実験の目的は、その謎を解明すること、らしい。

でもそれは手段だろう。本質的な目的はやっぱり宇宙がビッグバンを欲しているんじゃないかと思えてならない。今のところ。



なぜ、月はあるのか。
なぜ、コガネムシが玄関前に居、僕らが生きるのか。

それは可能性のひとつなんだと思う。
僕らはきっと、均等に可能性を模索するという使命を与えられているんだと思う。

だから、可能な限り可能性を模索すると宇宙の流れ的にいいような気がする。
それを人は、努力っていうのかもしれない。

ウエンツもこういっている。
「奇跡は偶然じゃない」
「努力したからこそ、奇跡が起きる」
「努力しない人に奇跡は起きない、努力しない人にラッキーはない」
と。

知ってる?ウエンツ瑛士(必読)

てっきり彼がジャニーズの一員だとばかり思っていたけど、違ったんだね。というかむしろ断ったと書いてある。ちょっと彼、面白いな。


うーん。
いつでも話はエンドレスに長くなりそうなので、寝ます。

2008年9月27日土曜日

広島は赤かった(2)

つづき。
だいぶ空きすぎた。
こういうのは情熱がどこかへ消え去る前に書かないとゆけない。


ゆけなかったのだが、いまやもう情熱がどこかへ消え去ろうとしている。

だから、要点だけ書こう。


■驚くほど込んでいた


広島市民球場は、最下位の横浜相手だというのに驚くほど込んでいた。
理由は2つあった。

1.今年限りで広島市民球場がなくなる。

2.3位の中日を追い越せば、クライマックスシリーズに出られ、日本一になるチャンスが生まれる。


前者は俺の広島旅行を決定させるほどのパワーを持っていたが、後者はまったく知らなかった。
閑古鳥に違いないと決め付けていたので、ぱっとみ空席の見当たらない混雑には驚いた。なんでも、今年の入場者数は、球団史上2番目の大入りだったそう。


■背番号1がたくさんいた

そこにもあちらにも、背番号1、子供も大人も女性も前田のユニフォームを着ていた。個人的には怪我の多い前田を美化するつもりはないけど、その、前田の作り出した背番号1の価値に感服した。

■小さな背番号9

それから目の前に、アーミーか、白人の集団がいた。試合を見るというより、ベースボールの雰囲気を楽しんでいるようだった。それも一応、広島を応援しているのか、3歳くらいの金髪の子供は赤い、広島色のTシャツを着ていた。背番号は9だった。カリフォルニアとか、オハイオとか、ニュージャージーとか、そういうアメリカの地名が入った赤い、広島色のTシャツだとばかり思っていた。しかしよく見ると、背番号の上には「OGATA」とかいてあった。

そして、8回。
代打緒方が告げられた時、わーとお母さんが子供を抱きあげた。すると子供が
「おーがたー」
とか弱い声を上げたのである。

なんか感慨深かったよ。


それから戻ってラッキー7。

風船を飛ばすのが定石か。そんなことは知らなかった。アーミーもやっていた。俺もやるべきだったと今、少し後悔している。


■呪縛解ける


広島戦を見たのは、何年ぶりだろう。東京ドームで、あのころはまだ津田がいた・・・。

炎のストッパー津田だ。
その試合、8回表まで5対0で巨人に勝っていた。長島のホームランもあったと記憶してる。長嶋ではなく、広島の背番号0の長島ね。
が、8回裏、ダブルストッパーの1人、紀藤が満塁男の駒田に満塁ホームランを打たれ5対4。
そして9回裏、もう一人の守護神、津田が登場した。

守護神、と書いてみたものの、津田は既にそれといえる活躍をしていなかった。出るたび打ち込まれていた。後に知るが脳腫瘍だった。そしてその試合も津田はランナーを背負った。1アウト1、2塁。バッターボックスには4番原。

原の打球は外野手の間を転々とボールが転がっていった。息を呑んでいた満員のスタジアムは総立ちとなった。

サヨナラ負けだった。

・・・・・・

さらに遡ること5年ほど。
小学校高学年だったか。当時まだ後楽園球場だった。
9回表まで、1対0で勝っていた。たしか川口と槙原の投げ合い。9回裏、ランナーをおいて、クロマティーに打席が回ってきた。そしてクロマティーは2ランホームランを放った。

サヨナラ負けだった。

・・・・・・

2度あることは3度ある。
広島リードで迎えた終盤、横浜が反撃に出てきた。

ピッチャー永川

場内アナウンスが流れた。永川がいいのか悪いのか、近年の野球を知らないので、よく分からなかった。ただ、あまりよい抑えではない印象が強かった。が、バックスクリーンに表示された成績を見ると、今年は30セーブ以上上げていた。その成績はある程度の安心感をもたらしてくれた。が、俺の遠い記憶がそれを飲み込もうとする。

4対3、1アウトランナー3塁。

1人返されたら負ける。同点になったら負ける気がした。序盤以降、広島は得点を上げられていなかった。


激闘は省略するけど、結果、永川はそのネガティブな思いを見事切り捨ててくれた。
ひかわ、ではなく、ながかわ、である。
永川はそのピンチをしのぐと、9回も抑えきった。

見たらサヨナラ負けする。
20数年ぶりにこの呪縛が解けた。


■横浜色のTシャツ

ひとつ。
広島応援において、決定的に失敗だったこと。
それは、俺が横浜色のTシャツを着ていたこと。
そっか、赤い服を着ていかなければならなかった、ということに気づいたのは、球場に入ってからだった。

妙な視線はそのせいだったのかもしれない。



■広島城

試合の前、広島城の天守閣に登った。
そこには、懐かしいメダルの自動販売機がおいてあった。
ドリンクの自販機もあった。
外には、天守閣より高いマンションが建っていた。
天守閣の壁には「落書きはしないでくだされ」と侍の土下座する絵があった。

留まろうとすれば呑み込まれていく。
なにかに。確実に。



■原爆ドーム


原爆ドームと市民球場が隣り合わせだとは知らなかった。そういうことは言ってくれよな。誰かな。

それはもう多くのことを考えさせれた。
でも、悲惨なそれらを見て、嘆くだけなら誰にでもできる気がするので、あえてそんな凡々のコメントはしないでおこう。


やっぱ宇宙は子供を欲しがっている。


そういうことなんだと俺は理解している。
あ、この仮説についてはまた今度書くことにして、もう一つ。


悪いのは原爆ではない。

原爆がなくなれば、抑止力がなくなるわけだからね。おこるよ、いろいろと。その時は、広島長崎の原爆犠牲者の比ではないかもしれない。

何が悪いかって。本当に難しい問題だ。

留まろうとすれば、呑みこまれるし、走ればぶつかるし。

時空ってまったく単純ではない。


ではまた。

2008年9月21日日曜日

広島は赤かった(1)

先週、広島、島根、山口を旅してきた。

母の出身地が山口で、昔からそちらの地方の話を聞かされて育った。

遠浅で透き通る瀬戸内の海、
そこで食うに困るほど獲れる貝や蟹、
道端になるイチゴ、
親戚の山の無数の松茸、
山口の国立病院を父(祖父)の仕事の関係で転々としていたこと、
錦帯橋、

とかとか。


母は広島ファンだった。
母は広島がピンチになると、テレビのチャンネルを変えるよう不愉快そうに言ってきた。
母のみならず、母の家系はみな広島ファンだった。
祖母は数年前に亡くなったが、90歳を過ぎて尚、新聞片手に近年の広島の不甲斐なさを憂えていた。
そんななので、打った後に走る方向すら分からない女性には、相応にげんなりした。

あ、広島って、広島東洋カープのこと。


1980年代


広島戦は、対戦相手が巨人のときだけテレビで見られる。

その事実を知ったのは、小学校高学年の頃だった。
そういえば、いつもテレビで見る相手は巨人だよな、ということに気づいた。
たまにやるテレビ中継は大いに食い入った。

広島が苦境を打破すると、無意識に歓声を上げていた。
それが隣近所まで聞こえていたことを、
広島が苦境を打破できなかった時に起こる、俺んちに聞かせることを目的とした隣のうちの拍手喝采によって知った。

あ、隣のうちは巨人ファンだ。
ちぇっ。

それに対抗する思いはまったくなかった。
が、広島が逆転するとまた無意識に大声を出してしまった。

それが隣近所まで聞こえたことを、
さらに逆転された時に起こる、より一層の拍手喝采によって知った。

隣のうちは、けっして広島戦以外でその拍手を起こさなかった。
いま思えばひょっとして、アンチ広島だったのかもしれない。

んなわけないか。


補足すると、うちの一族は広島ファンかつ、熱烈なアンチ巨人だった。
だから単に巨人が負けるのも、楽しいことだった。
そこに広島の勝利が絡んでくると、その心地よさは麻薬のようだった。

それくらい、当時の広島の試合はしびれ、そして日本のプロ野球も盛り上がっていた。


さらに補足すると、普段あまりものごとを言わない父は、
#酔っ払うとウダウダしゃべりだすんだけど。
近鉄ファンと公言しているけど、隠れ巨人ファンなんじゃないか、
という嫌疑が、試合中の些細なリアクションから掛けられていた。

「ばかなこというなよ」

いつでもそう答えたが、
巨人ファンであることは、我が家の中では、
もう人間として軽蔑するに値するレベルだったから、仮にもし巨人ファンだとしても、
そうであることは決してカミングアウトできなかったと思う。



1990年代


しばらくして、巨人ファンは全試合テレビ中継されているという事実を知った。
高校の頃だったか。
自身、巨人主体で物事を考えることがなかったので、その事実になかなか気づかなかった。

4chの巨人戦の放送はひどかった。
広島のピンチを、

「このチャンスを生かしたいですねー。」

といい、広島のチャンスを

「このピンチは何とかしのぎたいですね。」

といい、広島が勝てば

「残念ながら負けてしまいましたが、」

などと抜かした。
その一方的な偏り具合が気に入らず、読売系列すべてが嫌いになった。
巨人、ヴェルディ、読売新聞、日本テレビ、渡辺恒雄、などすべての関連が。

高校の頃には、巨人ファンを見つけると、
「それでいいのか?あんなんで勝って楽しいのか?」
と疑問を投げかけるようになっていた。

今となればどうでもいいことなんだけど、
まあ当時はどうでもよくなかった。


高3の時、クラスに3人の広島ファンがいた。
板橋と鉄平ちゃんと俺だった。
関東に住んでいると広島ファンは皆無に等しかったので頼もしいことだった。

実はその頃、広島は既に弱小チームとなっていた。
戦犯は、先日北京オリンピックでドラマを演じた仙一の一味、山本浩二。

選手と監督は必要な能力が違う。
選手には分析結果を忠実に再現する、または本能的に反応する身体能力が必要だが、
監督にそれは必要ない。
逆に監督にはもっと総合的にものごとを分析し、判断する力が必要で、
仙一同様、山本浩二はそれを持っていなかった。

チームは万年Bクラス。そのほとんどが最下位。
小学生だった頃、NHKで、
「実はここ10年間でもっとも優勝しているチームは広島なんですね。」
とアナウンサーが言っていたのを強く覚えているが、
その当時は知ることはできなかった屈辱の歴史が、1992年の優勝を最後に始まっていた。


が、打線は驚くほどよかった。
7、8点差くらいなら軽くひっくり返した。
逆に、7、8点差つけても、軽くひっくり返された。
かつて、北別府、大野、川口らを擁して、投手王国と呼ばれたあの時代とはまるで姿を変え、
大味な試合を展開し続けた。
山本浩二により、広島は明らかな打撃偏重チームへと生まれ変わり、
チーム成績とは関係なく続々スターが生まれていった。
にわかに広島ファンが増えだしたのもこの頃だと感じている。


退屈な授業では、理想のオーダーを何度も書いた。


1番 ショート  野村謙二郎.315 32本 30盗塁
2番 セカンド  正田 .340
3番 センター  前田 .325 27本
4番 サード   江藤 .321 39本
5番 レスト   金本 .300 30本 30盗塁
6番 ファースト ロペス .320 30本
7番 ライト   緒方 .300 36本 50盗塁
8番 キャッチャー 西山 .280
9番 ピッチャー ?

右の代打、町田 .300 12本
左の代打、浅井 .323 11本

だいたいこんな感じだった。
代打の町田と浅井は、他球団へ行けば十分にクリーンナップを打てる実力者だった。
シーズンを通して打席に立てれば、30本塁打以上は打っていただろう。
それから、いつもセカンドに悩んだ。正田は少し時代が違ったが、俺のベストオーダーに当てはまるセカンドがいなく、少し古い正田をはめた。
キャッチャー西山もしっくり来なかった。彼のとりえは、見た目によらない足の速さだった。
ピッチャーはベストといえる投手がいなかった。
山内、小林かんえい、など時折注目される投手が現れたが、酷使し、いとも簡単に潰れていった。


前田、江藤、金本、野村、緒方

彼らがいる間、チームは最下位でも、ファミスタは広島が強かった。


1990年代後半


さらに特筆すべきは、アルフォンソ・ソリアーノという存在感のほとんどない打者がいたこと。
あまりに好打者が揃いすぎていたため、それ以外の選手の出番は限られていた。
ソリアーノはベンチで可愛がられていた黒人。そんな印象だった。
彼は、団野村により広島を退団し、ヤンキースへ移籍した。
まったく知らなかった。
が、その3年後、ヤンキースがワールドシリーズで優勝した際、ソリアーノはレギュラーとしてセンターを守っていた。


広島が弱くなり、野茂がメジャーで活躍するようになってから、俺の視線はメジャーに傾くようになっていた。

ソリアーノがワールドシリーズで優勝したチームに所属していたのは、偶然の巡り会わせだろう。当時はその程度に考えていたが、どうやら違った。
彼はその後、30本塁打、30盗塁を3回記録し、2006年には、ジャー史上4人目の40盗塁、40本塁打をやってのけた。
また、二塁打も40本以上記録し、メジャー史上初の40本塁打40盗塁40二塁打全てを同時に達成した選手となった。
メジャーリーグのファン投票で1位を獲得する選手となったのだ。

あ、
あの時のセカンドにソリアーノを入れておけば・・・、
これはすごい打線じゃないか!

と今気づいた。



2000年代

江藤は巨人に移籍した。
金本もその数年後に阪神に移籍した。
さらに昨年、4番打者として育て上げられた新井も金本に続いて阪神へ移籍した。
黒田は、広島と戦う自分が想像できないと、ドジャースへ移籍した。

もはや俺の中で、日本のプロ野球は過去のものだった。

あれ?まだやってたの?

程度の。




つづく。

2008年9月19日金曜日

今日の利益は僕のもの、明日の損は君のもの

すべての悪は泥棒の派生である

と、「君のためなら先回でも」を見たとき、親父が子供に対して言い聞かせていた。

リーマンのような投資銀行は個人的には好きになれない。
彼らは、本質的に泥棒と変わらない気がしてしまう。

賢いのか愚かなのか、

今日の利益は僕のもの、明日の損は君のもの

と平然と言いのけ生きている。

2008年9月18日木曜日

蝉の気持ち

山の上、
緑に囲まれる岩国城にたった。

蝉が大いに鳴いている。
どうやらこの歴史ある人間様の城の存在に気づいていないようだ。


あ、、
それはちょうど、
俺が歴史ある蝉様の城に気づけないのと同じかもしれない。


よく考えるんだ。
蝉の気持ちについて。
俺にはどうにも蝉の気持ちが分からない。

蝉に名前はついているんだろうか。
名前がついていなかったら彼らは個体をどう識別するんだろうか。
仮に匂いで識別するとしたら、その場にいない彼のことをどう表現するんだろうか。
彼の匂いを出して、彼っぽさを表現すんだろうか。

トンボの気持ちも分からないし、
家のドアの前に時々いるカナブンの気持ちも分からない。

果たして、人間以外の生き物は、その場にいない第三者のことをどう表現するんだろう。

そんなのないのかな。
彼らの世界の中には。


いや、わかんないよね。
意外と、蝉にペットとかいるかもしれないし。

つくづく、宇宙は同じ空間の中でも複雑に交錯しているもんだ。



そんなことを考え出すと、
ほんとにもう世の中分からないことだらけだ。

無知の知、

とどっかの誰かがいったけど、
知った風な態度を取り続ける人は、どうにも息苦しく見える。
そもそも知らないということは本当に楽しいのに。

勝手な空想をする瞬間、俺の頭んなかは50m走をしている。
突っ走ると気分がいい。
疲れ果て、よく寝られる。

仕事も旅も何もかも同じだ。


すべてを知った瞬間、すべてが終わってしまう気がする。
だから、いつでも健全に知らない、という状態でありたい。
それは決して立ち止まろうと言っているのではなく。
無責任でいようと言っているのではなく。





なんか今、蝉の気持ちを垣間見た気がした。

2008年9月9日火曜日

酒は麻薬である

東の果て、大海原太平洋を背にした島国日本は良くも悪くも偏ってる。

たとえば、なぜか妙に酒に寛容で、大麻に厳しい。
大麻は、マリファナ、ガンジャ、はっぱとも呼ぶらしい。

酒がどう良くて、大麻がどう悪いのか。

真剣に考えたことはあるだろうか。
今から10年以上前になるけど、実家のトイレの本棚に何かの判例集が置いてあり、なんとはなしに、そこに書いてあった、大麻の取締りが不当に厳しすぎるという訴えとその判決を読んだことがある。

原告側の主張は、大麻は酒と麻薬効果は変わらないし、タバコよりも人体に無害なのに、なんで持ってるだけで、そんなに罪が思いの?これは等しく我々に与えられているはずの人権を侵害してるんじゃないの?と言ったもんだった。たしか。
こんな的を得た突っ込みに果たして裁判所はどう答えるんだろうとわくわくしながらページをめくると、なんと、裁判所が最後の根拠として持ち出してきたのが、文化・風習、だった。酒やタバコは古来より日本の文化として根付いているからOK。大麻はそうではないからNG。と。


えーー
いいのかよそれで。
世の中そんなもんなんか。

と強く思った。
思えばこの頃から、自信をもって多くのものを疑うようになったような気がする。


そうそう、散々酒を飲むくせに

「マリファナとかやるヤツは心が弱いんだよ。俺はそういうやつが心底嫌いだ。」

と言い放つ人もどっかにいたけど、ちょっと何かが違えばそのまま逆になってもおかしくない。

散々マリファナ吸って

「酒とか飲むやつは心が弱いんだよ。俺はそういうやつが心底嫌いだ」

という感じの。
俺には同等にみえる。


酒を飲み、大らかになり、普段はできない喧嘩をし、異臭を放ち、げろをはき、電車の席を占領し、ところかまわず寝転び、そして人をはねる。
さらに、記憶がない、という。
依存もするし、中毒にもなる。
家計が破綻し、家庭が崩壊した人もいる。

犯罪率は、アルコールが体内に入った人の方が高いようだ。

そう、アメリカでは未成年者が酒を飲めば簡単に監獄行きとなる。
日本はすごく酒にゆるい。
ロスなんか0時で酒の販売が禁止だった。
当然、朝までやっているクラブもだ。
驚いたし、その後、みんな酒以外のナニカでサイケデリックな感じになっていたのも驚いた。

この時はさすがに禁酒を法律にするのもちょっと厳しいなと感じた。
でもまあ、大麻も酒も変わらないよ。
大麻がオランダで合法なのは有名だろうけど、イギリスでも近年法の規制がみるみるゆるくなっている。


俺は今回の力士の騒動についてあれこれ言うつもりはないが、
理事長は解任すべき!そもそも解任が遅い!と多くの国民が言ったそうだ。
自分を上げてはいけない、棚の上に。
これに限らずそうだと思う。

酒は麻薬である。

そういう教訓です。


なぜ酒やタバコが合法で大麻が違法な国が多いのですか?健康的にはどちらが体に悪いんでしょうか?

マリファナマーチ2008

2008年9月8日月曜日

飽きるとは

自分自身をそれでは測れなくなってきているということ。


自分は、自分以外がいて、それとの相対関係で成り立っている。
一箇所に居続けると、変化が乏しく相対関係が掴みにくくなる。
やがて自分というものが何なのか分からなくなってしまう。
だから人は居場所を変え、それによりもたらされる情報を、ただひたすら全身で浴びようとする。


仮に一箇所にい続けるとする。
それでも、自分以外が変わるので相対的に自分の意味は変わっていくことになる。

なぜ僕らは変わろうとするんだろう。
それは多分、宇宙の派生物はひとしく可能性を模索する使命が仕込まれているから。
僕らはどうしても不変ではいられない。


たとえば、次の瞬間、すぱーーっと何もない宇宙空間に放り出されるとする。

数分もすれば、右も左も分からなくなる。
前も後ろも、
上も下も、
狭いも広いも、
僕らの信じた善も悪も
次第に意味を失っていく。

何を叫んでも、その声はどこにも届かない。

その時、いい加減気づくはずである。
この世の価のすべてが、自分が勝手に信じ込んだ錯覚であると。



それでもやっぱ。
それでもやっぱ、電車の席は譲り合うのが美しいと感じてしまう。
それでもやっぱ、挨拶は大いに感情を込めてすべきだと思ってしまう。
それは社会に対する敬意そのものだと思うんだ。
それはそのまま自分に対する敬意であるようにも感じる。

ぼくらは次の瞬間、宇宙に放り出されるわけじゃないから。


右も左も、
前も後ろも、
上も下も、
狭いも広いも、
善も悪も、
ある程度あって。
何が大切で、どういう行為が悪なのか決まってくる。


飽きるって素晴らしいこと。
変化のシャワーは五感に浴びせ続けたほうがいい。
きっと鏡よりずっと自分を赤裸々に映し出してくれるはずだ。

2008年8月24日日曜日

なんか感動2

男子マラソン完走、「加油」の声援に一礼の佐藤


 北京五輪の男子マラソンで日本選手のメダル獲得はならなかったものの、完走をたたえる声援が沿道、スタンドにから寄せられた。代表2選手のうち、佐藤敦之(中国電力)は76位と最下位だったが、ゴールの瞬間、優勝した選手を上回るような拍手と「加油」(頑張れ)の大歓声が満ちた。

 日本勢は、大崎悟史(NTT西日本)が、左股関節故障のため、出場を断念したため、尾方剛(中国電力)と佐藤の2人のみの出場となった。22日の記者会見で、2人とも「甘くない」「レース中に何が起こるかわからない」と心配していたとおり、レースは序盤からハイペースで展開。尾方、佐藤とも大きく出遅れた。

 尾方がスタジアムに姿を現したのは午前9時45分過ぎ。首を小刻みに上下に揺らしながら、トラックを一周しゴール。

 佐藤が現れたのは、25分以上たった10時10分過ぎ。それより前、スタジアム周辺のコースを走る姿が会場内の巨大なディスプレーに表示されたときから、中国人の観戦客で埋まったスタンドから「加油」と歓声、拍手が途切れることなく、佐藤に寄せられ続けた。スタンドを一周する姿に添うように、赤と黄色のウエーブが“追走”する。ゴールの瞬間、佐藤は右と左に向かって、白い帽子を脱ぎ丁寧にお辞儀した。その間も完走をたたえる拍手はやまない。

 尾方と佐藤が所属する中国電力の関係者30人は応援ツアーで前日23日に北京入りした。2キロ地点で2人に声援を送ったあと、スタジアムのゴール近くの席に陣取り2人の姿を待った。尾方からだいぶ遅れて、ようやく姿を見せた佐藤に、2人の名前入りのうちわを振り、日の丸の旗を広げ声援を送っていた。広島市の会社員、吉田益巳さん(48)は「今日はとても感動しました。(佐藤選手は)日ごろからものすごく努力をしていたことを知っていたので、完走してよかった」と語り、最後まで走り抜いた姿を目に焼き付け、スタジアムを後にした。(メディア戦略局編集部・林宗治)

(2008年8月24日13時15分 読売新聞)


多分、頑張っている姿に人は心を打たれるんだと思う。
それはメダルの色でもなく、メダルを取る取らないでもなく。


つくづく、星野ジャパンの対極に感動ってあるもんだと思った。

2008年8月23日土曜日

仙一のB級ドラマ

仙一はいった。

「結果はそのまま受け止めないといけない。われわれに力がなかった。日本で金メダルを待っていたファンの方々に申し訳ないという気持ちでいっぱい。たまたまこの期間だけ調子が悪かったと思っている。日本の野球はこんなもんじゃない。選手は必死にやってくれた」

ほんとかよ、と。
シーズン中からとっくに調子を落としていた人や、怪我した人を散々選んだのは自分だろう。
「たまたまこの期間だけ調子が悪かった」なんていえるものなのか。

負けた時の言い訳を初めから用意していたということか。
にしては愚か過ぎるか。


それからピッチャー交代も全般的に遅かった。
星野監督は訪れていたはずの継投の機会を何度も何度も無視した。
素人の俺でも感じたそれを無視し続けた。
結果、打たれた。
打たれるべくして打たれているようにしか見えなかった。


選手のコンディションは常に変わるだろうに、
いつかのWBCの選手を並べてどうする。
中日や阪神の選手ばかり使ってどうする。


「すべては、オレの責任」

言うはやすし。
そんなこと誰にでもいえる。
男ならもっと形ある責任の取り方をしてもよいと思う。よな。


壮行試合でのパリーグ代表とのきわどい勝利、
セリーグ代表との大敗ときて、
オリンピックで4勝5敗の負け越し。
しかも4勝はそこまで野球が盛んではない国が相手。

12球団から選手を選び放題だった割には、かなりの弱小チームを作ったもんだ。


結果こうなって叩くのではない。
おそらく多くのファンにとって想定の範囲内だったんじゃないか。
スポーツゆえ、優勝の可能性がゼロだったとは言わない。
けど、今回の日本チームなら、この結果が妥当だったといえる気がする。

それとそう、
日本選手の合計年俸は他国と比べたら圧倒していたようだが、
まるで金だけかかって勝てない巨人のようじゃないか。

な。

ナベツネは今回の件、なんていうんだろう。


さてさて、愚痴はこれくらいにしておいて。
ここに
「北京五輪・野球準決勝で日本が韓国に大敗した理由」
という投票があるので見てもらいたい。
上から、

1 星野監督の采配に問題があった 55.4% 821票 114件
2 選考、采配以前にまず星野氏を監督を選んだ事に問題があった 11.2% 166票 12件
3 野球がつまらない糞スポーツだから

ときて、敗因の4位はなんと。

ラモスが悪い 4.9% 72票



なるほど。悪かったのはラモスだ・・。

久しぶりに大笑いしました。
仙一の長い長いB級ドラマの落ちは多分、ここです。

2008年8月17日日曜日

空はいつも青い

標高の高いところにいくと、空の青さを見せ付けられる。
現代人は、フォトショップとかで画像を加工する癖があるけど、
ほんまもんの景色にそういう技術は不要だ。

ありのままの美しさ。

作ったり、飾ったりせず、
着の身着のままありのままなものに惹かれる。


そういう意味で有名な観光地はあまり好きになれない。
そこには人間の欲求がうごめいていて、
真の姿は余計な化粧で覆われてしまっている。

人間の欲求はとかく息苦しい。


それより、なにか、ふと、
予期せず出会えたような、
無防備な、
自分すらそれが何かを認識できていないような、
そういう無欲さの中にこそ、美しさを感じてしまう。

それは自らを言葉で表現しようとはしない。
また、それは何かの犠牲の上に成り立つものでもない。


世の中には意外とこういうもんは多い。
自らを売り込んではこないからなかなか気づきにくいんだけど。

でもそれに気づくことができれば、
この世の中、日々感動だらけかもしれない。

2008年8月16日土曜日

鳥海山

って知ってるかな?
秋田と山形の間にある山だ。

父はふもとの平鹿という町で育った。
が、鳥海山に登ったことはないらしい。



向こうに見えるのが鳥海山。
今年は温暖化もあってか、晴れている日が多いらしく山頂まではっきり見える。


五合目まで車で登れ、日本海側の町をこんな風に見渡せる。


誰も登らなさそうな山の場合、それなりにネットで情報収集するんだけど、今回はほぼ調べず。
山道入り口の地図を見てみると、鉾立から頂上までは8kmとある。
往復16kmか。きつい急斜面もあるだろうから、それなりの覚悟が必要そうだ。
少し気を引き締める。

登山開始は予定より1時間遅れて9時。
帰りを18時とみる。


熊注意!
7月1日に6合目付近で目撃されたとある。
そんなこともあろうかと、今回はカウベルを持ってきている。
カウベルはベアベルの役目を果たすが、本来は牛につけるベルなので、
カランコロンとまさに牛が歩いているような、そういう音が鳴る。


向こうが山頂。さすがにけっこうありそうだ。


町はどんどん遠ざかっていく。


最初は歩きやすい石畳が続く。


賽の河原。予定通り1時間で到着。
ここらへんで熊が出たらしい。


しばらくあるくと、山小屋が見えてくる。
500mlの水が500円で売っている。


鳥の海。


えー、千蛇谷と外輪。漢字の読み方が分からない。
下山してきたハイカーにどっちが山頂に近いかたずね、近いほうの千蛇谷を選択する。


はしごなどで下った後、大きな雪渓が現れる。
山道をはずれ、しばらく雪渓を登る。
心拍数はそれなりに上がっているので、下から吹き上がってくる風が涼しく心地よい。


山頂がなんとなく見えてきそうである。
およそ登り始めて3時間くらい経過し、疲労もあったが、
特に休むような場所もないので登り続ける。


この彼とはこの時点で何度か抜き抜かれつすれ違っている。
登りはここらへんが一番きつかった。


この岩場が山頂のようだ。


岩に矢印が書いてあって、迷わないようになっている。
けっこう急。


そろそろ山頂だろう、と撮ってみる。


が、なんだか向こうに人が立っている。
山頂はあっちか!?


あ、矢印がこんな方向に向かっている。
つい、
「ほんとですかね!?」
とさっきすれ違った彼にたずねてしまう。
この岩場、慎重に降りればなんてことはないんだけど、
だいたい山頂に着いたからよかろう、とここで引き返す人たちもいた。


最後にひとふんばりして、出発から4時間と少し、13時過ぎに山頂到着。

山頂には戸田からきた36歳のお兄さんがいた。
なんでも、車で5時間かけやってきて、そのまま寝ずに登ったらしい。
しかし、さすがに疲れ果ててると、実ににこやかに話していた。


振り返ると、「ほんとですかね!?」と言った地点でまさに同じように思っているだろう人と、
それを下りきった彼がみえる。


なんかアンデスっぽい。


コンドルが飛んできそうな感じ。
好きだな。


下りは、山頂で出会ったおじさんに教わった楽なコースを選択。
が、後にそのコースが外輪であることを知るんだが、外輪決して楽じゃない!


ここもアンデス。
ラバが歩いてそうな幹事。
というか、山頂まで行ったのに下って登っている。


なかなかの斜面。


山小屋がマチュピチュのように見える。


外輪はこんな感じの尾根を歩くコース。


清掃登山記念。
そうそう、俺も山に登ったら必ずどっかの誰かが落としだろうゴミを持ち帰ることにしている。
なぜなら、自分も気づかず落としているかもしれないから。


何もかも雲の上。


日差しは強い。



色とりどりの花が咲く斜面に鳥がいた。


さっき登った千蛇谷側のコースがみえる。


麓のほうはまだまだ見えない。
外輪はじゃりの斜面で、滑りやすく、5回ほど勢いよくすっころんでしまった。


鳥の海の手前。下山中最後の登り。


後にはもう誰もいない。


おさらいするとこんな感じか。


このページの5枚目の写真と同じ地点。

鉾立に戻ったのはちょうど18時。
山頂で話した赤い帽子の彼もほぼ同じに着いたらしい。

最後の2時間は相当疲れた。
下りは苦手だ・・
水も1リットルでは足りなかったかな。

しかし、喉を乾ききらせてから飲む、ジュースがたまらなくうまいんです。

さてさて次の山はどこにするかな。

2008年7月31日木曜日

末は忍者も就職難

忍者が消滅したのは、泰平の世になったから。らしい。
徳川の時代に入り、世の中が落ち着くと、その存在価値が次第に薄れていったと。

「末は博士も就職難」、修了者の25%が「浪人」

博士の末も忍者と同じ、

かもしれない。

2008年7月30日水曜日

通勤快速というやつ

昨日の帰り際、いつになく遅くまで仕事をしたせいか大雨が振った。
そして会社を出た直後の落雷で京浜東北線と山手線がとまった。

京浜東北線の車両でしばらく待っていたが、
#いつも大井町経由大井町線で帰ってます
復旧まで相当時間が掛かりそうなことを言っていたので、
川崎経由で帰ろうと、東海道線ホームに向かった。

ホームの階段を下る際、出発の音楽が鳴り出した。
小走りで電車に乗り込むと、シュパーっとドアが閉まった。
確かに
「通勤快速であること」と、
「多くの人が乗らずにホームに残っていること」、
この2点が気になったのは気になった。

いくらなんでも次は川崎だろう
そう信じていた。
社内を見渡すと、「次は大船」とあった。

びっくりした。
川崎でも横浜でもなく大船か!
どれだけ遠いかも分からない。
これはしくじった

そうこうしているうちに、猛スピードで川崎を通過した。
しばらくすると横浜も通過した。


今すぐ降りたい
なんとかして降りたい

いくつかシミュレートしたが、あまり安全に降りる方法は思い浮かばなかった。
15分、20分と乗って、結局、大船に着いたのは30分後だった。

普通のローカル電車で30分止まらない電車があるということをその時学んだ。
仕方なく25分くらい掛けて川崎まで戻った。


これは神のお告げだと思った。
俺はいつも適当にいろんなものに乗ってしまう。
時々それは暴走するように見えるが、それは暴走ではなかったのかもしれない。

いやー、眠い。
昨晩そんなで遅かったのに、今朝は5時前に起きてしまった。

さあさあ午後からバトルです。睡魔とね。

2008年7月23日水曜日

あまとま

熟したトマトの皮をはぎ、適当なサイズに切り、それなりの砂糖をまぶし、冷蔵庫で一晩冷やす。
翌朝には、ひたひたになった柔らかいトマトが出来上がっている。


我が家ではそれをアマトマと言った。
母さんは、父の実家がいつか、砂糖まみれのおにぎりを出してきたことを侮辱したが、
自分はトマトを砂糖漬けにし、それを近所に普及しようとした。

そして今日、久々にアマトマを食った。キンキンに冷えて非常にうまかった。

まじでみんなも是非トライしてほしい。ほんとです。
熟したトマトでお願いします。

2008年7月18日金曜日

月光


これは先週の大雨あがり。


庭。
直射日光を浴びてコンシンネがへたれてます・・
ベランダの白い石は200kg分買ってきたのです。


怪物君ちバリです。気に入ってます。


プラムとびわ。
びわの種はベランダの植木に植えました。


これは近所。



庭の中。



一昨日の月光。



昨日の月光。

もう月光が好きでさ・・。
夜空にスカッと浮かんでいると、
眠くても起きて撮ってしまいます。