2008年2月11日月曜日

500年前の先祖は100万人

これまで多くの人に言ったような気がするけど、今一度言ってみるよ。

500年前の先祖は100万人いる。

750年前の先祖は10億人いる。

1000年前の先祖は1兆人いる。


なぜなら。



自分の両親は2人。

祖父母は4人。

曾祖父母は8人。

というように、先祖は2乗して算出できる。



仮に25歳で子供が生まれるとしたら、100年で4世代となる。

今でこそ晩婚傾向にあるが、

2003年の初産平均年齢が28.6歳で、1980年が26.4歳らしいから、

それ以前はおそらく25歳を切ってくるだろう。

ということで、ここではざっくり1世代25年とする。


たとえば、10歳の彼がいたとすると、彼の親が35歳で、祖父母が60歳で、曾祖父母が85歳といった感じになり、

まあ、なんとなくそれっぽい構成になることが分かる。


100年で4世代、

200年で8世代、

250年で10世代まで遡ることになる。


このときの先祖の数は、2の10乗で1024人となる。

意外と多い。


今を西暦2000年として計算すると、250年前は1750年。

1750年といえば、寛延というマイナーな元号でこんなことが起きたらしい。

03月中旬
西播磨佐用村の常徳寺の住職、簑島で蛤の吐く虹を見る 「西播怪談実記」

04月08日
空に3つの月が並ぶ

04月23日
桜町上皇(31)没
江戸で大風雨・大霰


京で白光が空を飛ぶのが頻繁に目撃される 『妖星伝』

08月26日
二条城天守閣、雷火で焼失
落雷で死亡した乞食の体を借りて3人目の補陀洛人が地上に降り立つ 『妖星伝』

10月初旬
保科正容の元側室おもん没 『柴錬立川文庫 側妾三代・おもん篇』

この年
陀流磨誕生 『剣客異聞録 甦りし蒼紅の刃』

妖異大年表

あっと、妖異大年表です。普通の年表が見つかりませんでした・・。

04月08日
空に3つの月が並ぶ

というのがいいですね。

僕らの先祖は本当は何してたんでしょうね。

なお、どこから算出したか、その当時の人口は2591万人らしいです。


それから更に250年遡ります。

250年で10代だから、500年で20代となる。

その時の先祖の数は何人か?

10代×10代、つまり1024×1024なので、

およそ1000×1000でゼロが6つの、100万人。


500年前といえば、1500年。

その頃の日本は戦国時代の真っ只中かな。

先ほどの妖怪年表を参考にすると。

01月19日
吉田重賢のもとに日置弾正を名乗る者が現れ、重賢に弓術を教える 「本朝武芸小伝」

02月13日
赤峰の乱琉球王尚真、八重山のオヤケ・アカハチを討ち、琉球全島を統一する

04月
八犬士の珠の文字と体の痣が消失 『南総里見八犬伝』

06月07日
応仁の乱で途絶えていた祇園会の山鉾巡業が30年ぶりに復興される

07月28日
京都柳橋から出火し、2万戸余りが焼失する

09月28日
後土御門天皇(59)没

10月30日
幕府、撰銭令を初めて発布する

妖怪大年表

なるほど。

ってどこが妖怪?里見八犬伝から天皇まで全部妖怪なのか?

沖縄のこれはどうなんですかね
02月13日
赤峰の乱琉球王尚真、八重山のオヤケ・アカハチを討ち、琉球全島を統一する

確かに名前だけ見ると妖怪っぽいですけどね・・。

いや失敬。

ここにオヤケアカハチさんのことが書いてあります。



うーん。

何分昔のことなので断言できることは少ないんだけど、

僕らがここにいるということは、僕らの先祖がみな、戦国時代を生き抜いている、

というのは間違いなさそうだよね。


ひょっとしたら、戦場で助け合ってたかもしれないよね。

いや、ひょっとすると、憎しみあっていたかもしれない。

でもどっちでも今となったら大差ないかな。

その当時、500年たった今、こうして接点を持つなんて、1ミクロンも想像できなかっただろうね。


いや、それどころかです。

単純計算だけど、僕らの先祖は100万人いるのです。

きっとこれを読んでる君の先祖と僕の先祖はかなりの確立で被っています。

少なくとも、兄弟の祖先は一瞬にして被ってしまいます。



しかし改めて、500年前の100万人の血を受け継いでると考えると、

不思議な気分になりますね。





さらに250年遡ってみよう。

時は西暦1250年。鎌倉時代だよね。

これまでの理屈通りに計算すると、先祖の数は、1024の3乗になっている。


電卓で計算すると、

1,073,741,824人。

10億人ですね。


あれ?当時10億人もいたの?

と思うよね。どういうことか。


もう気づいていると思うけど、先祖を辿っていくと、同一人物が何度も登場してくるはずなのです。

いや、登場しないとおかしいのです。

10億人もいないんだから。

世代のサイクルも、20歳のところがあれば、30歳のところもあるし、

父方の曾婆さんと母方の曾爺さんは兄弟かもしれないし。

きっと簡潔に表現する数学式とかあるんだろうけど、俺は知らないので、ここは感覚で分かってください、というしかないな。



そういうことなので、

1000年遡ると先祖は1兆人になる。

もうそろそろいいよね。



それともう一つ。

逆をいいましょう。

子孫は、先祖を辿るのと違い、ちょっと難しいです。

1人で何人もの子孫を残せるからです。

仮に1組の夫婦から2人の子供が生まれたとします。

2人が2人の子孫を残すから、人口はそのままです。

最近は少子化が進んでるから、人口は減少傾向にあります。

昔はどうだったでしょう。

1750年時点で2591万人ですから、現在は1,3億人でおよそ5倍の人口であるといえます。

どういう増加率を辿ると今に至るのか、その計算式は、、またしても俺にはわかりません。

俺の数学は数Ⅰどまりです。

ただ、平均でも2人以上の子孫を残さないと今の人口には至らないのです。

つまり、A時点(未来)とB時点(過去)があるとして、

A時点から見たB時点の先祖の数より、

B時点から見たA時点の子孫の数の方が多いということになります。


つまり、西暦1500年の僕らの先祖の残した子孫は、確実に100万人以上である。

ということになります。


あってるかな?

なのでつまり。

いつかの天皇の子孫であるとか、

いつかの将軍の子孫であるとか、

いつかの大名の子孫であるとか、

そういうことを言っても、それはほんとに、100万人とか、10億人とか、1兆人がいえるくらい

どうでもいいこと、になってしまうのでした。


やるならやろうぜ、この自分の世代で。

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