2009年1月1日木曜日

2009年も行動の敷居は下がり続ける

年は明けるけど、それは太陽暦に基づいた区切りに過ぎない。
蒔いていない種は芽を出さないし、

「今年こそいい年でありますように!」

と言ったところで、願うだけの願望は間違いなく願望のまま終わってしまう。
信心深い姿は美しいけど、冷静に考えてみると、家内安全、商売繁盛、合格祈願、開運、などなどの自己中心的な願望が小銭で叶うはずがない。



ところで最近、ますます行動の敷居が下がりつつあると感じる。

例えば、Wikipediaではほんの数日前まで寄付金を募っていた。

自身何か知りたいことがあれば当然のごとくWikipediaで情報収集する。なるほどー!!!と頷きながら、読み終わった後に沸いて出てくる感情は自身の満足感、それから、情報書き込んでいる人への畏敬と、仕組みの提供者・運営者に対する後ろめたさだ。

後ろめたさは、これまで、広告のない、非営利のこの仕組みをずっとタダで利用してきたことにある。寄付金の振込みページまでたどり着き、覚えていないクレジットカード番号を入力できずに挫折する、というのを何度となく繰り返してきた。が、先月だったか、寄付金を募るバナーを見過ごすことができず、とうとう財布を探し出し(パソコンやってるときに財布を取り出すのが猛烈に面倒)、クレジットカード番号の入力に成功したのだ。

#正直、最低寄付金額が3000円、ってのは高いと感じた。
#ネットの性質を考えればもっと安くできるはずで、ここらへんは今後改善してもらえるといい。

そして、今年に入り。ふと見るとWikipediaの上部のバナーが変わっていた。これ
感謝の言葉 ウィキペディア創設者ジミー・ウェールズより 」となっている。内容の一部に「今回の寄付により、あなたはフリーな文化運動を支えるカギとなる人物となります。」と書いてある。

フリーな文化運動。

いい響きだ。
権力や権威が関与しない情報にこそ真実があり、より確かな未来は真実にしか指し示すことができない。
よね。


茶の間で、こんなことをできたのも、こんなことをこうやって伝えられるのも、インターネットならでは。
一昔前には考えられない話。
思いを文字に変換し、それを世界中から参照できるようにする。こうしている今も不思議な気持ちで一杯だ。

それから、改めて今現在の文字というシステムにも感謝。
考えていることを文字にして伝える。
他の生き物には理解できないテレパシー。

#文字が文明から消える可能性については、またいつか書こう。
#それから、宇宙人が僕らを導いているかもしれない可能性についても、またいつか書こう。

(゚m゚*)


話はいつでも飛び火するけど、言いたかったのは、
2009年も行動の敷居はテクノロジーによって下がり続けるということ。
今回のはほんの一例だよね。
願うなら、ついでに行動を。

ついでに。

と。



個人的な今年の目標は、かわいい、を多用しないこと。です。


それではみなさん、本年も宜しくお願いします!

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