2007年2月20日火曜日

46歳

500円玉が自動販売機の下に転がって、一番奥の壁にぶつかって倒れた音がした。

あーーー

と。

むなしかったけど断念した。あの500円を拾うのは誰なんだろう。ひょっとしたらあの時の俺かもしれない。

それに今日は私鉄の自動改札ですいかをこれでもかと何度もタッチさせてしまった。でも自動改札の前で家の鍵を出してしまったあの人よりはいいかもしれない。

 

さっき今一緒に仕事をさせてもらっている40すぎのおっさんと、飯を食いがてら年齢のあてっこをしてきた。

しかしだよ、いくら俺が

「意外に僕いってるんですよ。」

といってもだ、考えた挙句に

「えー、じゃあ46くらいですか!?」

はないだろうよ。思わず

「正解!なんでわかったの?」

とぼけにのってみると、

「いやー、なんとなくやっぱりわかりますよ。でも、46じゃうちの会社来てもらっても部長クラスになっちゃうかあ・・。」

行くなんて一言も言ってないですが。とかなんとか、よくわからないんだけど普通に話がそのまま進んでいくので、

「もとい。本気ですか!?」

というと、

「え!?何がです!?」

「いや、僕の年齢ですが。」

「違うんですか!?」

と素で聞いてくるので、面倒になって、んなわけないだろうと普通に年齢をいうと、

「えーー!!!めちゃくちゃ若いじゃないですか!!若く見える人だとは噂していたんですが。」

とすごく普通に驚いていて、わざとなのか素なのかまったくわかりませんでした。けつの青い若造に見られるよりはいいだけど、46なわけないだろと。

いや、万が一、46で通用するなら、俺46才で、ローン抱えて大変なのでもっと給料ください。といいたい。きっと肩はそれくらい凝っていると思うので。

では成功するホワイトデーの過ごし方をみてから寝ます。

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