2008年3月9日日曜日

人間の直感

人間の直感はかなり間違っているっぽい。


ニュートンだっけ?俺がたまに買う雑誌。もちろん内容も面白いんだけど、文章の構成や多彩な図解が非常に参考になる。いつでもああいう資料を作りたいと思ってるんです。



今回は光合成特集で、

、、、


なんだよな、光合成特集って。改めて考えると(笑

光をエネルギーに変える植物のメカニズムを詳しく解説している。2、3週間前に、地球上の生命体が太陽光のほどよいエネルギーで生かされている事実を「宇宙の辞典」で再認識したばかりで、かなりタイムリーに思えたので、迷わず売店で手に取った。

あっ、1000円もするんだ?

意外に高かった。


学生時代、決して、漫画や雑誌やテレビや流行に興味が沸かない自分をどうかしてるんじゃないかと思ったこともあっけど、真理をついたものは純粋に興味深い。

といっても、いざ読んでみるといまいち光合成にはビーンとくるものがなく。


それとはまったく別に、人間の直感がいかに間違っているかを証明する記述があり、

なるほどー!

と思ったので、少し紹介するね。



宝くじの1等当選確率と交通事故で死亡する確率



宝くじ1枚の1等当選確率と交通事故で死亡する確率を比較しています。

なんと500倍です。

宝くじに当たる500倍の確率で、僕ら交通事故にあって死にます。

なのに、宝くじには踊らされ、交通事故は超ヒトゴトです。

まあ、俺の場合、ギャンブルを一切しないので、よくわからんのだけど、

もし宝くじに踊らされるなら、その500倍、交通事故死を恐れてないと、

正常な認識とはいえない、ってことでしょうか。

ただ、その正常な認識がやや不幸にも思えるので、

それを認識できない僕らはノーテンキでハッピーな生き物と言えなくもない。です。



僕らが未来をリアルに認識できない問題は、

アル・ゴアさんが訴えている温暖化についてもいえることだし、

年金問題も同じだよね。


やらなきゃいけないって分かっているけど、後回しにしてしまう


誰もが持っているこの特性が地球全体で起きると、とんでもないことになってしまうようだ。

僕らはいつだって未来のリソースをも食い尽くそうとしてしまう。


もとい。これは確率とは別の話。

戻します。



それと、もう一つ。

クラスの中で同じ誕生日のペアがいる確率



50人のクラスがあったとして、その中に同じ誕生日のペアが一組以上存在する確率はいかほどか?

というやつ。


そらー、低いだろう。直感、そう思った。


それと遠い昔、都市伝説のように兄から聞かされたことがよみがえった。


「クラスには必ず同じ誕生日の人がいる。」


というやつ。すっかりりかちゃんの電話程度の話だと思っていた。

が、

が、

みんなはどれくらいの確率と思う?



答えを言ってしまうと、97%、だ。

にわかには信じがたいけど、計算の過程がニュートンに書いてある。

ニュートンでいいよね、サイエンスじゃないよね。



これをこんな風に、とある3年生のクラスでやるとする。



「えー、わたくし、時間をつかさどる神です。
 
 10年前に、この日、この瞬間、ここに来ることを予言していて、

 このクラスに生まれた日が同じになる、ペアを用意しました。

 本気です(怒

 では、廊下側のあなたから順番に生年月日をいってください。」


廊下側の彼から順番に答えていく。

順番が回ってくるのを待ってるほうはどきどきだよね。

50人いたら、97%の確率で、自分と同じ誕生日を言われる人がいるんだ。

ほぼ誰かが誰かの誕生日を言ってしまう。


まあ、神は、ちょっとお寒い感じだったかもしれないけど、

こういうギミックが世の中にはたくさんあるんです。

来月のサイエンスは、いや、ニュートンだったか?

アルファベットの起源です。

そもそもアルファベットってなに?

アルファはαで、ベットはβなんだって。

来月も買ってしまいそうです。

手にした瞬間、

あ、1000円もするんだ?

意外に高い、ってまた思ってしまうかもしれません。



#「人間が本質的にしなければならないこと」のつづきではありませんでした。
#書いているうちに気が遠くなり、断念しました。あの続きはまたいつか。
#来世にでも。

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