東の果て、大海原太平洋を背にした島国日本は良くも悪くも偏ってる。
たとえば、なぜか妙に酒に寛容で、大麻に厳しい。
大麻は、マリファナ、ガンジャ、はっぱとも呼ぶらしい。
酒がどう良くて、大麻がどう悪いのか。
真剣に考えたことはあるだろうか。
今から10年以上前になるけど、実家のトイレの本棚に何かの判例集が置いてあり、なんとはなしに、そこに書いてあった、大麻の取締りが不当に厳しすぎるという訴えとその判決を読んだことがある。
原告側の主張は、大麻は酒と麻薬効果は変わらないし、タバコよりも人体に無害なのに、なんで持ってるだけで、そんなに罪が思いの?これは等しく我々に与えられているはずの人権を侵害してるんじゃないの?と言ったもんだった。たしか。
こんな的を得た突っ込みに果たして裁判所はどう答えるんだろうとわくわくしながらページをめくると、なんと、裁判所が最後の根拠として持ち出してきたのが、文化・風習、だった。酒やタバコは古来より日本の文化として根付いているからOK。大麻はそうではないからNG。と。
えーー
いいのかよそれで。
世の中そんなもんなんか。
と強く思った。
思えばこの頃から、自信をもって多くのものを疑うようになったような気がする。
そうそう、散々酒を飲むくせに
「マリファナとかやるヤツは心が弱いんだよ。俺はそういうやつが心底嫌いだ。」
と言い放つ人もどっかにいたけど、ちょっと何かが違えばそのまま逆になってもおかしくない。
散々マリファナ吸って
「酒とか飲むやつは心が弱いんだよ。俺はそういうやつが心底嫌いだ」
という感じの。
俺には同等にみえる。
酒を飲み、大らかになり、普段はできない喧嘩をし、異臭を放ち、げろをはき、電車の席を占領し、ところかまわず寝転び、そして人をはねる。
さらに、記憶がない、という。
依存もするし、中毒にもなる。
家計が破綻し、家庭が崩壊した人もいる。
犯罪率は、アルコールが体内に入った人の方が高いようだ。
そう、アメリカでは未成年者が酒を飲めば簡単に監獄行きとなる。
日本はすごく酒にゆるい。
ロスなんか0時で酒の販売が禁止だった。
当然、朝までやっているクラブもだ。
驚いたし、その後、みんな酒以外のナニカでサイケデリックな感じになっていたのも驚いた。
この時はさすがに禁酒を法律にするのもちょっと厳しいなと感じた。
でもまあ、大麻も酒も変わらないよ。
大麻がオランダで合法なのは有名だろうけど、イギリスでも近年法の規制がみるみるゆるくなっている。
俺は今回の力士の騒動についてあれこれ言うつもりはないが、
理事長は解任すべき!そもそも解任が遅い!と多くの国民が言ったそうだ。
自分を上げてはいけない、棚の上に。
これに限らずそうだと思う。
酒は麻薬である。
そういう教訓です。
なぜ酒やタバコが合法で大麻が違法な国が多いのですか?健康的にはどちらが体に悪いんでしょうか?
マリファナマーチ2008
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