2006年9月10日日曜日

永遠なのは宇宙だけ

と、宇宙授業という本にかいてある。

宇宙がビッグバンにより始まった、ということはもはや現代における定説になっているようだ。
それからやがて収縮していくのが、そのビッグバンのストーリーの終焉だったと記憶していたけど、ここ2、3年の間で、宇宙はこのまま永遠に広がり続ける、ということになったらしい。

ああ、ここにそんな記事がある。

宇宙の年齢は137億歳!?

しかし永遠という概念めいたものが、現実世界において存在しえるんだろうか。

誰かの言った言葉に

「永遠とは始まりがあって終わりがない。終わりがないといっても、あくまですべての終わりまで存在すること。」

てのがあるけど、それってやっぱり、僕らの認識の範囲外には終わりがある、といっている。
仮に宇宙が生まれたとするなら、やっぱり宇宙は死ぬんだと思う。
この生活も僕らの知っている宇宙の一端といえるが、何一つ未来永劫不変と思えるものはない。
時間も空間も終われば、それらを包含する宇宙も終わるんだと思う。

宇宙の生まれた場所

それから気になるのは、ビッグバンがどこで起きたのかということ。
宇宙の外という概念はどうやらないらしいが、ならばビッグバンはどこに起きたというんだろう。
これは宗教的にも非常に繊細な問題だ。
ナンダカを逆算していくと、宇宙はひとつの点になるそうだが、その点は一体どこに始まったのか。

たぶん浦和でないと思う。

でもひょっとしたら奈良県の方かもしれない。
しかし、その点こそが宇宙の源であるわけだから、その点の外は概念としてはないはずなのだ。
概念としてないはずのところに宇宙ができたというのが腑に落ちない。

時間は未来への一方通行というけれど

空間はビッグバンで一気に膨張したということになっているが、時間はその少し前から存在したらしい。
さらにその前には虚数の時間が存在したらしい。
しかし、虚数の時間とか理解の範囲を超えることを言われると肯定も否定できないので困る。

近ごろ、こうして俺が今考えたことはすでに昨日考えた人がいるんじゃないかと思えてならない。
昨日どころか、数年前、数百年前、いやそれよりもっと前に考えた人がいるんじゃないか、と。
俺の将来なりたい俺にすでになっている人はいるだろうし、ひょっとしたら俺も誰かのなりたい姿の一部を実現しているかもしれない。
そうすると、時間は確かに過ぎ去るのみだが、 魂において過去も未来も現在もないのでないのかと感じることがある。

一体俺はこれから何代たどるとプラトンやソクラテスや孔子のようになれるんだろうか。

光を伝える物質

宇宙では空気がないので声は伝わらない。
声を伝える物質が空気だとする。

宇宙には空気はないけど光は伝わる。
光を伝える物質は何だというんだろう。

エーテルと相対論(1920年、アインシュタインの講演)
ちなみに重力は光の方向を曲げてしまう。
ブラックホールに飲み込まれた光はどうなってしまうのか。
ところで光って物質なのか。その答えはここにある。

粒子説と波動説
イーサーネット

宇宙人はいるか

という問いがあれば、みんなは「いる、 なぜなら僕らが宇宙人だから」と答える。

地球以外に知的生命体はいるんだろうか。

この問いにどっかの誰かがこう答えている。
確率的には、この宇宙にひとつやふたつではなく、万とか、それどころの桁ではすまないほどいる、と。
しかし何を持って知的生命体と判断するんだろう。
僕らの五感で感じ取れる情報は宇宙のほんの僅かな事象に過ぎないかもしれない。
仮にまったく異なる五感をもった知的生命体に出くわしても、僕らは出くわしたことに気づかない。
それを知的生命体だと認識できない。
奇跡的にまったく同じ五感を持った宇宙人がいれば同じインターフェースで会話ができる。

送受信はこうやって行われる。

発信側はまずシナプスで送りたい信号を決定する。
次に筒の中にある声帯という幕を震わせ、空気を振動させる。

受信側は餃子みたいなアンテナでその空気の振動をかき集め、
鼓膜といわれる薄い膜でそれを受信する。
そしてシナプスでその意味を解析する。

スターウォーズではへんてこな形をした、 といってもどう考えても擬人化された生命体と、地球上の生命体である僕らのやり方でもって会話をする。
仮にその方法で会話ができたとして、生まれた星、育った環境、生きる上で必要なもの、姿かたち、美意識、きっとそのすべてがアメリカとイラク以上に違うだろうから、同じ目的を有することはまずないと想像がつく。

地球までこられるような高度な文明を擁した宇宙人がいたら、彼らは人類の存在の希少性を知っているはずだろうから、よくある宇宙戦争のようにはならない、という人もいるが、それはどうだろうか。きっと宇宙人は地球人を攻撃するつもりなく、攻撃をしてしまうのではないかと考える。
いろんなヒットアンドアウェイで僕らの趣向嗜好を探るんだろうが、目指すものの違う生命体が織り成すヒットアンドアウェイを僕らが果たして耐えられるんだろうか。
その時がきたら、アメリカという国があるかしらないが、そういったでしゃばりな国がステルス戦闘機よりさらに進化させた機体で最新鋭のレーザー砲と瞬間移動を駆使し、人類のため良かれと攻撃をしてしまうんではないだろうか。
同じ人間だって会話の成り立たない人がいるくらいだ。
宇宙にそう簡単に通信の成り立つ相手は見つかるまい。

それでも新たな可能性を模索してしまうのが僕らに仕組まれた宿命でもあるわけだ。
この宿命も宇宙を継承しているような気がしてならない。

ここでいう継承はコンピューター言語で言うところの継承。
今のすべてのスーパークラスはObjectだけど、そのうち、Universeとかにならんかな。

class Universe{
}
class Human extends Universe{
}

ステルス戦闘機

昼間公園までランニングをし、そこでパンツいっちょでベンチに寝転がり本を読んでいたところ、 ガサガサ枯葉を掃除するおじいさんが俺のベンチのところまでやってきた。
すぐ脇をガサガサやっているのに、ひたすら寝転がって読書をするのはやや失礼かと思い、体を起こしおじさんを見た。
ようやくおじさんがこちらを見たので挨拶をすると。

「いいよ、寝てて。しかし暑くないのかい?」

「いやー、暑いですけど、家で本を読んでいるよりは健康的かと思い。」

「勉強をしてるのかい?」

「宇宙の本を読んでるんです。宇宙の捕らえ方が近ごろまた変わってきてるんですよ。」

するとおじさんがみるみる話し出したのだ。
この瞬間を待っていましたとばかりに。
まずはオハイオ州の火星から飛来した隕石の話だった。

「隕石ってのは白いんだね!」

手を隕石大にかざし、その瞬間を思い出したかのように感激を伝えてくれた。
なんでもおじさんは、アメリカの軍人と関係があり、その場所に行ったのは日本人で7人目だと言っていた。
ステルス戦闘機やアパッチにも触ったらしい。

それから佐世保の出身で原爆を見たとも言っていた。
数年前、原爆を落とした、まさにその飛行機を写真に収めてきたんだが、奥さんに見せたところ激昂され、破られたそうだ。

日本人の馬鹿

そう、書いてある昔の施設を残したアメリカの歴史記念館にもいってきたとか。
当時の日本人とアメリカ人の写真を並べ、そもそもこんな格好をした日本人がどうしたらアメリカに勝てるんだろうか、とかいうことも書いてあったらしい。

どこなんだろ。

スペースシャトルはうちのが見たらしい。

そろそろ月にもう一度人間が行こうとしていること、スペースシャトル計画が失敗だったことを教えてあげた。おじさん、感慨深げにあーそーなのかいと頷いていた。

スペースシャトルの後がまオリオン

おじさんの年齢は68歳。まったく正体は不明だったが、アメリカの大学から日本語の先生をやってくれと頼まれてもおり、来月には十数人のアメリカの学生が日本にくるんだとか。
合掌造りの飛騨高山を案内するつもりだったけど、登戸にしたと言っていた。

こけそうなほど違う気がしたけど、登戸には時代ごとの古い建物とか、岡本太郎のなんやらもあるらしく、けっこういいらしい。

「バンクーバーでは、1600坪の白人の家に住んでたんだよ。
神宮球場と同じくらいの大きさだよ。その夫婦は庭で乗馬をしててね。
でかいのはいいんだけど、なんもなくてね。
2、3日いたら飽きちゃうよあんなのー。
それにあっちは犬も食わないような肉ばっかで、
てんぷらって言ったってチーズのてんぷらだよ!
んなもん食えるわけないよ。あはは。それから、小僧寿しじゃなくて、、 」

「すしぼっくす?」

「いやー、 それでもない。」

すしぼっくすだったらもう少し絡んであげようかと思ったんだけど。
しかし共有知識のヒットアンドアウェイをすると止め処なく会話が終わらない。

「そこのスーパーの寿司係は中国人でさ、握りの寿司を重ねるんだよね。
だから、それをレジに持っていくとさ、一個分の値段で済むんだよ。
ほらまたやったーラッキー!とかね。いつもやってたよ。」

去り際、 ワシントンについてまた話し出して、やたら薦めてる感じだったので、今度是非行ってみますと言ったら、

「おうおう、若いうちにいろいろ行っといた方がいいよ。結婚したら行けないから。」

30分ほど話した後、そんな言葉を残し、おじさんは去っていった。
だが、そのまた30分後ぐらいに戻ってきた。なにもう帰っちゃうの?と。
今度はおじさんの友人に国際線のパイロットがいるらしく、コックピットに呼ばれて入ったこともあるんだよという話になった。
おじさんのむすめさんが、ちょっとエンジンを止めてとお願いしたところ、パイロットは「もうちょっとまってね」と答えたらしい。

そして、もうちょっと待ったらほんとに飛行中に停止させて、メーターの下がり行く様を見せてくれたんだと。

「ほら、こうやって下がっていくんだけど。
そろそろ、下がり過ぎると危険だからまたエンジンかけるね。」

はー!そんな楽しいことをやってよいのか。
高校の同級生の大森君(国際線のパイロットをやっている)に頼むしかないと思ったが、

「いやー、今はいろいろ厳しくなったから無理だろうな。」

と言っていた。
どっから来たか聞かれたので、

「百合ヶ丘駅のほうです。 」

と丘のほうを指した。

「ぉおー。なら、近いな。若いうちに行っといた方がいいよ。
結婚したらどこもいけないから。
結婚したら(自分を思い返すようにして)、ああ駄目だ、どこもいけない。あははは。」

公園を出ると噴出した水分を補給するために500mlの缶ジュースを一気飲みした。

はー、これ!

俺が一番上手いと思っているのは、イタリアンでも中華でも富士そばでもなく、実は、激烈のどが渇いたときに飲む清涼飲料水。空腹は最高の調味料。
おじさんは、言うなれば宇宙の中で気づくことのできた知的生命体だった。

430光年は光の速度で7ヶ月

北極星までの距離は430光年なので、我々の一生をかけてもたどり着けないのでちょっと残念な話。かと思ったらそうではなく、仮に光の速度で進んだら7ヶ月で到着するらしい。
それでもその7ヶ月分は地球から見たら430年分に相当するんだと。
長さや時間は観測者によって異なることは相対性理論でも言っている。

相変わらず対してよく分からない性理論。

これが相対性理論だよね。
地図を読めない女、話を聞かない男みたいなね。

だめだ。宇宙を語るには知識がなさ過ぎるのでそろそろ寝ることにする。

僕らの寝ている間に見る夢の中にその鍵があるのかもしれない。
その、宇宙を抽象化していくと、とある紐にたどり着く超ひも理論ってのがあるようだけど、この今のこの思考もまた紐のなせる業なのか?夢も紐か?習慣も癖も空間も時間も紐か?事象も物質も抽象化すると同じなのか?

ナンノコトダカワカナイ。

まずい寝ないと。

スペースシャトルを運ぶ飛行機

今一番感激しているのは、ウィキペディアのすごさ。
それと、忘れてはいけないのは、文字と識字能力を与えてくれたこの文明だ。

寝る。

2006年9月3日日曜日

キックハイカー

渋谷には岩盤浴のできるお店が沢山ある。

気になるので先日行ってみた。まず5分間うつぶせになり、次に10分間仰向けで寝て、休憩を入れる。このセットを何度も繰り返すのだと。たしかに1セットを終えると汗が吹き出てやまない。ちょうどそれは毎朝、百合ヶ丘駅までかっぱしった後吹き出る汗と似ていた。

特に高い金払って岩盤浴に行く必要はないのかもしれない。

 

卓球

UCアーバインの学生と卓球をした。したというより、たまたまその場に居合わせて、俺の卓球っぷりに触発されたか、対戦を申し込んできたのでやってやることにした。

俺は卓球部ではないが、ラグビー部時代に部内で2位だったし、近ごろも我ながら意外に上手いんじゃないか?という気になっていたので、未知の相手の挑戦も臆することなく引き受けてやったのだ。

しかし、いざ始めると相手のサーブが超高速なのに気づく。体験したことのないその速度に面くらい、得意のリターンエースを放つどころか、ポップフライ気味に返すのがやっとなのだ。苦戦する俺をみかね、隣のテーブルにいた彼の仲間がアドバイスをくれた。

「こいつのサーブきたないんで気をつけてください!2種類の回転を使い分けてるんです。」

なるほどそういうことか!

と条件反射で理解した風をしてしまったが、何がどう2種類なのかまったく分からない。すると超高速サーバーの彼がこう説明を加えてくれた。

「リターンがネットにかかってしまうのはバックスピンのやつなんですよ。アウトになっちゃうのは、トップスピンのやつです。」

なるほどそういうことか!

って、それ俺がサーブを返してから分かることじゃねーか。ということで申し込んだ2戦目もあえなく敗戦。上には上がいるってもんだ。

うそ、俺はぜんぜん上じゃないですよ。

ところでおろせの行っていた学校はUCアーバインだっけ?カレッジだっけ?よくわからないけど、その彼らと会話をし、カリフォルニアのオープンな気質を懐かしく思い返したのでした。

2006年9月1日金曜日

岩盤浴

渋谷には岩盤浴のできるお店が沢山ある。

気になるので先日行ってみた。まず5分間うつぶせになり、次に10分間仰向けで寝て、休憩を入れる。このセットを何度も繰り返すのだと。たしかに1セットを終えると汗が吹き出てやまない。ちょうどそれは毎朝、百合ヶ丘駅までかっぱしった後吹き出る汗と似ていた。

特に高い金払って岩盤浴に行く必要はないのかもしれない。

 

卓球

UCアーバインの学生と卓球をした。したというより、たまたまその場に居合わせて、俺の卓球っぷりに触発されたか、対戦を申し込んできたのでやってやることにした。

俺は卓球部ではないが、ラグビー部時代に部内で2位だったし、近ごろも我ながら意外に上手いんじゃないか?という気になっていたので、未知の相手の挑戦も臆することなく引き受けてやったのだ。

しかし、いざ始めると相手のサーブが超高速なのに気づく。体験したことのないその速度に面くらい、得意のリターンエースを放つどころか、ポップフライ気味に返すのがやっとなのだ。苦戦する俺をみかね、隣のテーブルにいた彼の仲間がアドバイスをくれた。

「こいつのサーブきたないんで気をつけてください!2種類の回転を使い分けてるんです。」

なるほどそういうことか!

と条件反射で理解した風をしてしまったが、何がどう2種類なのかまったく分からない。すると超高速サーバーの彼がこう説明を加えてくれた。

「リターンがネットにかかってしまうのはバックスピンのやつなんですよ。アウトになっちゃうのは、トップスピンのやつです。」

なるほどそういうことか!

って、それ俺がサーブを返してから分かることじゃねーか。ということで申し込んだ2戦目もあえなく敗戦。上には上がいるってもんだ。

うそ、俺はぜんぜん上じゃないですよ。

ところでおろせの行っていた学校はUCアーバインだっけ?カレッジだっけ?よくわからないけど、その彼らと会話をし、カリフォルニアのオープンな気質を懐かしく思い返したのでした。