2006年8月29日火曜日

さらば夏の日よ

まだすべてを話すには早すぎると思う。

毎年、この季節になるとたまらなく切なさを感じる。去年の夏の終わりもそうだった。問題解決に注力するのは嫌いではなく、自ら足を踏み入れてしまう傾向にある。でも、誰かが困っていたら、その人が美しい自己犠牲愛のもと疲れ果てていたら助けてあげたいと思うのはきっと俺だけではないと思う。

過ぎ去れば思い出となり、この感情の起伏の分だけ歌が残る。

まだやや暑いけど窓をすべて閉めて当時作った歌を歌ってみた。広域マイクを使っているので、雑音がいろいろ入っている。抱えたギターはうっすら埃をかぶっているし、弦はややさび付いている。

森田童子のごとく一発歌ってみた

月明かりに照らした僕の頃は今も美しく透けてる?

大丈夫だよと笑ってほしい。

慌しく夏が過ぎ振り返る間もなく深まる季節よ
あまりにいくつも忘れ物して忘れたことすら忘れた
少し窓を開けて秋の匂いを吸い込んだ

スチール弦押さえる指先が痛いよ
だいぶ久しぶりのギター
つまらない嘆きつらつら少なからずウンザリしている

さらば夏の日よ
つらいならその胸もさらけ出して

晴れた日は自転車で丘に駆け上がりあのメロディー歌おう
言い訳はくだるもくだらなくもなくこの澄んだ空に捨てな
水しぶき浴びて虹の中よみがえる夢をほら見ようよ
耳元に緑の風吹き抜ける歌君にも聞こえるかい

月明かりに照らした君の心は今も曇りなく透けてるよ
大丈夫だよほら泣かないで

晴れた日は自転車で丘に駆け上がりあのメロディー歌おう
言い訳はくだるもくだらなくもなくこの澄んだ空に捨てな
慌しく夏が過ぎ振り返る間もなく深まる季節よ
あまりにいくつも忘れ物して忘れたことすら忘れた
水しぶき浴びて虹の中よみがえる夢をほら見ようよ
耳元に緑の風吹き抜ける歌今でも聞こえるかい

 

夏の終わりは秋の始まり。

低い位置の月が大きく見えるのは完全なる錯覚らしい。本来遠くにあるはずの月を、近くのビルや山と見比べたとき、その大きさを実感するんだと。

みんながハッピーに暮らしていればそれでいいんじゃないかと思う。

2006年8月27日日曜日

NIKKI SONIC '06

googleでkota.ccと検索し、わがHPを閲覧することがたまにあるんだけど、先日それをやったら、こんな風な結果になって。

こんな風な結果

一件目を何かと思ってみたら、NIKKI SONIC '06のThanksのページの下のほうに俺のHPのリンクが貼ってあって、ちょっと驚いた。

はーねむい。今日はずっと寝てばかりいる。

 

2006年8月26日土曜日

くじらの島の少女

夕刻、ベランダからキックボードを引っ張り出し、それを担いで丘を駆け上がった。3分ほどで頂上にたどり着く。駆け足のまま、キックボードに乗った。東のほうに夜を迎えようとする町並みが広がっている。目的地まではひたすら下りが続く。ところにより自転車で登りきれないような急勾配もあり、若干の危険ではあるが車道を車と同じくらいのスピードでかっ飛ばす。その甲斐あって新百合まで歩くとけっこうあるのだが、10分もかからずついた。

しんゆり映画祭の存在を知ったのは今年の年始ぐらいだったかな。ゲバラを題材にした映画、モーターサイクルダイアリーズを知ったのもしんゆり映画祭のウェブページだった。

そう、キックボードでかっ飛ばしたのは、これを見るためだったのだ。

しんゆり映画祭なつやすみ野外上映会@麻生中校庭

観客は意外と子連れのファミリーが多い。若者は少ない。まあ、俺も若者じゃないし。


バザーみたいな感じのお店が出ていて、餃子100円、焼きそば200円、ビールも200円と安い。


余興でサクソフォンの四重奏をやっていた。

さていよいよ映画が始まる。

祖先はクジラに乗ってやってきたという伝承を持つ、ニュージーランド・マオリ族の娘パイケア。彼女の母は出産の時になくなり、父は跡継ぎばかり望む親に反発して家を出てしまったため、族長でもある祖父の元で暮らしている。海は美しいが、村は荒れ、若者たちもどこか投げやりに日々を過ごしている。ある日、そんな状況を憂え、次の族長を選ぶための伝統を学ぶ学校が開講した。祖父を愛し、マオリの伝統を受け継ごうとするパイケアは一生懸命になるが、そんな彼女を祖父は厳しくはねつける。


全体的に陰鬱な感じだ。


何もこんな大自然を前に、そんな暗くなんなくても!と思えることも多かったが、伝統を守ろうとするマオリ族の長はいたって真剣。

途中、ここでも紹介した大好きなニュージーランド国家の一番の歌詞がマオリ語であることを思い出した。どことなく馴染みのあるフレーズで、あと一歩で分かるんじゃないかと思えてしまった。

ところで、映画の中でマオリ族伝統の踊りを伝授するシーンが登場するが、それはつまり、ハカなのだ。ラグビーを見る人なら知っていると思う。不思議とニュージーランド代表オールブラックスのみ、試合前に踊ることが許されている。ハカを見るとたまらなく血が騒ぐもんだ。

これとか

これとか

あれ?これは相手チームもやってるけど。相手はどこだろ。

おまけ。(ウマンガの真似か?)

「なんか日本人のおじさんみたいだね。」と子供に話しかける声がどこからか聞こえてきた。その、映画の本題とはまったく関係ないおばさんのコメントがつぼにはまり、おっさんが出てくるたび、おかしくなってしまった。で、よくよく考えてみると、西郷隆盛どんにそっくりなのだ。ついでに主人公の少女も誰かに似ていて、よくよく考えた結果トムハンクスだってことが分かった。そういう方向で盛り上がってしまったところもあったが、少女の演技が実に上手く、その儚げな雰囲気に終盤は飲み込まれていき・・・。

と、ようやく盛り上がってきたところで大雨が振り出す。まさに土砂降りだ。

俺は傘がなく、テントに退避するも、あんま見えなくて。。まあ、小さなお子さんに分かりづらい映画だったかな。「あ、なんであの子ないてんの?」とか、感動のシーンに疑問が多く聞こえてきたし。

ところで本祭は、10月1日(日)、10月6日(金)~10月9日(月)に開かれるそうだ。

 

2006年8月25日金曜日

麻布十番祭り

かわいらしい後輩が真剣にシステムの説明する俺を横目に、くすくす笑った。

「え、なんかへん?」

と聞くと

「ふふふ。藤原さん、いつも煎餅の匂いがします。」

何を言うのかと思ったらそんなことだった。確かに煎餅ぼりぼりさせながら説明してたことは否定できない。

BTW。前回の俺のスカシガオって、きっとスガシカオと読み間違える人もいるはずだ。別にだからどうってことはないけど。

俺、眼精疲労で乱視だし、なかなか焦点が合わない。同じ仕組みなのか瞳孔も適切な開き具合になるのに時間が掛かるんだよね。夜は車のヘッドライトが目の奥が痛くなるほど眩しく感じることもある。そんななので、真夏の昼間は目をしかめ、太陽光線をできるだけ眉で遮断する。で、姿勢が悪くて、なんかちょっと斜めになってて、ポケットに手を突っ込むと楽だからそうする。けっしてかっこつけているわけではなく。

そういうことなのでよろしく。

あと、目が悪いのでメガネする。伊達メガネ?と必ず聞かれるが、目が悪いのでしてます。ネクタイとか、ファッションセンターしまむらで290円のを喜んでしてるし、よろしく誤解のないように。

BTW。麻布十番祭りに行った。

みんな十番祭り知ってるかな。聞くところによるとテレビやラジオや各種メディアで取り上げているらしいじゃん。先日、書いたとおりバスに乗って行った。現場に着くととにかく人が溢れかえってんの。流れがクロスする地帯はいつ将棋倒しが起きてもおかしくない感じ。そしてかなりの需要過多。どの店も長蛇の列で供給が足りない。

しばらくごった返す人ごみをのろのろ歩いている内に思い始めたのが、この祭りが一体何を祭ってるんだろうかということ。なんか神社とか、神輿とか、盆踊りとかそういうのはまったく見当たらず、ただあるのは麻布十番商店街に立ち並ぶ屋台と、群れ返す人ごみ。

しかし、これだけ人がいれば有名人か知人に会うんじゃないか、と思っていると、ふとアントニオ猪木とすれ違う。その後、自ら掛け声掛けちゃったりして人ごみの中を自己顕示。それからノーフィアーの高山もいたらしい。きっと彼らはでかいから目立つだけでノーマルサイズの著名人もたくさんいたと思う。

それはそうと、一刻も早く六本木ヒルズに抜けようと、屋台の裏手を歩いていると、ハタハタが見えて、その脇のババベラアイスが目に留まり。え、これ秋田のじゃん、ということで立ち止まった。

「ババベラなのにババーじゃないじゃないですか!」

「そんなことないわよ、ババーよ!」

とかいう問答を含むいくらかの会話をおばさんと交わした後、隣のおやっさんとこんな会話を展開する。まず俺から、

「うちの親父、秋田なんですよ、横手です。いや、横手じゃなかった、、横手は高校で、すんでたのは・・」

「へー!横手高校?おじさんも横手高校だよ。」

「まじですか!」

「親父さん、いくつだい?」

「64だったかな。」

「ええ、おじさんも64だよ!」

「え、同級生!?」

「親父さんの名前、なんていうの?」

「藤原ひろし。」

「おおおー!!きみひろしの息子か!おじさん、小学校も中学校も一緒だよ。」

「えー!まじですか!」

「親父さん、昨日ここへ来たんだよ!」

「へえ!!」

「君はA学でたんだろ!?お兄ちゃんはW田で!」

「!!」

ってか俺の父親もそんなことくらいしか言うことないのかよと思いつつも、驚きの展開だった。知人に会いそうな気はしていたが、まさか親父の旧友に会うとは、しかも親父が前日その場に来てるとはな。

後日、十番育ちのO田さんに聞いていくつか分かった。バスを降りたところがたまたま多国籍屋台コーナーで、マックス激込み地帯だったこと。あと、外苑西通りの一本向こうに一応神社はあったということ。祭とはほぼ無関係なようだけど。

2006年8月22日火曜日

俺のスカシガオ

そう、先日、麻布十番祭りへ行った。思いつくまま渋谷からバスに乗り込んだ。毎度のことだがバスに乗るたび幼き頃の遠足を思い出す。こんなごく平凡な日にバスで遠足にいけるなんて俺ってちょっと贅沢してんな、と思えてしまう。富士そばのかつ丼といい、我ながら安上がりだ。バスに乗るなら一番後ろがいい。座席の広さもそうなんだが、後ろに荷物が置けるのもそうなんだが、視線が高いのがなによりいい。乗用車では味わえない風景が続々飛び込んでくる。

明治通りを突き進み、天現寺の交差点を越え、国道一号を左折するといよいよ麻布十番が近づいてくる。

なんども言ってる通り、そこらへんは俺の庭だ。そこらへんというか、港区、渋谷区、品川区、目黒区は出前時代に培った土地勘で、麻布十番の坂を上がったところにある井川さんちとか、白金トンネルの脇の御法川さんちとか、都営アパートの909の岸さんのうちとか、あまり自慢できない場所まで覚えてしまっている。そんなこんなでその地帯へ行くと、どうしてもバイト時代の思い出が蘇ってくる。

まさに麻布方面だったと思う。とあるお婆ちゃんは配達の僕らに決まって500円のチップをくれた。そのお婆ちゃんから注文を受けると出前の指令が誰にくるかバイト君たちはかなり気になった。マネージャーに指名されると、

よっしゃー!

とガッツポーズをしたかは覚えていないが、当たりくじを引いた気分で出前に向かった。すしを届けると僕らは、曲芸を終えたアシカのようにご褒美の瞬間を待ち構えた。

#僕ら、と書いたのは多分俺だけじゃないはずだから。

お婆さんが代金とは別に500円をくれそうになると、僕らは、

え!ほんとにいいんですか!!

という素振りを一応し、予定通り頂いたお金をポケットにしまった。でも一回もらえなかったことがあった。あ、あれ?と一瞬たじろいでみたが、僅かな沈黙の後、何ごとも起こりそうにないので仕方なくちぇーっと帰った。それからお婆ちゃんは時々500円玉ではなく、100円玉5枚でくれた。中に古い100円玉が混ざっていることがあった。その古い100円を店長が200円で買い取ってくれたこともあった。ちなみに俺はその一枚をコイン入れにしまっている。

残念だがそんな素敵なお婆さんばかりではなかった。年配の方の中には、皇族か士族か財閥の成り下がりか時代錯誤な差別をする人がいた。東五反田の東南アジア系の使用人を雇っている家は、そういった意味で強く印象に残っている。何を言われたかは忘れてしまったが、"出前なんかしてるお前らとは身分が違う"的なその人の言動に、麻布のお婆ちゃんの古い100円玉とは別の日本の歴史を垣間見た気がした。店に帰り店長に、カチンときた旨を伝えると、その家はどこの出前からも断られてるということだった。ある意味、それを救ってあげていたのがすしトラだったのかもしれない。それから金持ちの家には決まって玄関と異なる勝手口が存在した。とある家で知らずに正面の玄関から入ったとき、その玄関までの大理石の道のりに汚い足跡をつけたと激昂されたことがあった。決して足跡を残すような靴を履いていたわけではなかった。

麻布といえば、麻布高校にも出前に行った。領収書を書くとき、アザブの漢字がどこをどうひねっても思い浮かばず、思い切って尋ねてみた。

「麻に布だよ。」

と教員みたいなオヤジに言われ、ああ!それそれ!と書くと、

「君、意外に字は上手いじゃないか。」

と褒めてくれた。ちょっと悔しかった。俺は中学時代、漢字博士の称号を頂いたが、麻布という漢字は学校では教えてくれなかった。

それからなぜか出前のみんなは頭に何かをかぶっていた。せがれのコージは土方風にタオルを巻いていた。俺と栄一は確かニット帽だった。オシャレな良忠はグレーのターバンをしていた。

良忠のHP!

栄一はさらにサングラスもしていたような気がする。

俺たちの運手、いかに荒いかがステータスであり、寿司は届けるまでによく倒れた。ある時、店にクレームの電話が掛かってきた。どうやらお客さんが倒れた寿司を直す現場を見てしまったようだった。お届けした本人によくよく聞いてみると、その届け先の家の前で直してしまったらしい。そら目撃もされるわ、と思った。犯人はA一だった。

その時、倒れた寿司はせめて届け先の最後のコーナーを曲がるまでには直そう、というルールが確立された。

話し出せば尽きない。

 

いやあ。今日もまったくタイトルと関係のない文章を書いているうちに疲れ果ててしまった。

2006年8月20日日曜日

タッチ

例によって前回のお話、タイトルからだいぶずれてしまった。

夏の甲子園の一番古い記憶は、桑田や清原がいたころのPL学園だ。俺は当時、小学校3年くらいだったかな。生まれもって巨人嫌いな俺は、本能的にPLにも同じ匂いを感じていたんだろう。なんとか負けんかのうと対戦相手を必死に応援していた気がする。これは母親譲りの気質かもしれない。

二年生が半数以上を占める破壊的な打線とエースピッチャー谷口のスクリューボールで快進撃を続けた浦和学院(鈴木健が二年生で四番だった)、それから私立高校が台頭する中、平均身長、平均打率、ともに甲子園出場校中最低ながらも爽やかに勝ち続けた市立浦和、彼らがベスト4まで駒を進めたのは俺が中学校へ通っていた頃の話だ。あれからもうしばらく経っているが、話し出せばあの興奮が蘇ってくるのは間違いない。

ちなみに鈴木健が三年時の浦和学院は、その前年ベスト4となった二年生たちで結成されたチームであり、メディアからは満を持したとして優勝筆頭に挙げられていた。俺もそれを期待し、浦学を県予選からテレビ埼玉で応援していた。甲子園2回戦の相手は香川、尽誠学園だった。激戦の埼玉を勝ち抜いた浦学が四国のよく知らん高校相手に負けるはずがなかった。浦学はごく普通に1点目を入れるが、その後はチャンスを作るもののなかなか点が入らない。向かえた終盤。スクリューの谷口が尽誠四番にスリーランホームランを浴びた。スカーンとあがった打球がレフトスタンドに吸い込まれていった。よく覚えている。アナウンサーも優勝候補の浦学を応援していたか、まるで日本(または読売)テレビで巨人以外のチームがホームランを打ったときのような実況をしていた。そのホームランを打った四番バッターは、実はエースでもあった伊良部秀樹だった。まさかその後日本最速158km/hを記録することになろうとは思わなかったし、家のすぐ近所のロッテ二軍球場にきたり、ヤンキースに入団することになろうとは皆目思ってもみなかった。

高校の夏休みはきまってタッチを見た。ウィークデイの午前中10:30~11:30に二話ずつ放送していた。エースだった双子の弟が死に、ボンクラな兄貴が代わりに頑張ってみるという、盛り上がらないわけがないシチュエーションをベースに物語は展開された。ラグビーを題材にしたスクールウォーズはいまや20代前半の人たちは完全に知らないようだが、タッチの方はどうなんだろう。一番印象深いシーンは劇場版だった。かな。上杉達也が和也の代わりにマウンドに立ったはじめての甲子園地方予選。地方大会の決勝戦で、延長だったか、最終回の裏に宿敵の新田君をバッターボックスに迎える。マウンドにはなんだかんだ弟を思い、影ながらひたすら練習し続けてきた上杉達也が立っている。そしてその彼の死力を尽くした、渾身を込めたボールを新田君が見事に捕らえる。

カキーン

逆光の夏空に打球が舞い上がる。まさかと思った。そしてエンディングが流れ始める。

いくつ目の夏が二人の間をねえ過ぎたの
君がいなければはしゃいで写した渚の写真さえモノクローム

・・・

岩崎良美のやさしい歌声はひどく俺の心を突き刺した。まさか主人公のチームがサヨナラ負けをするとは。

 

横浜高校の松坂は平成の怪物と呼ばれていた。彼の最後の夏の甲子園は多くの人の記憶に留まっているかもしれない。その春優勝をした横浜高校は春夏の連覇が掛かっていた。順調に勝ち上がった準々決勝、横浜高校は延長17回の死闘を繰り広げる。そのすべてを一人で投げきったのが松坂だった。よく準決勝で投げられるわけもなく、別の投手が出場したが8回表まで0-6で横浜高校がリードを許していた。9回表、ようやく松坂がマウンドに上がる。最後の記念的な登板と思ったのは俺だけではなかっただろう。が、しかし、その裏、横浜高校は見事に逆転サヨナラ勝ちする。決勝戦はまるで地方大会を苦しみ勝ち抜いた明青の3年夏の甲子園のようだった。漫画の中では甲子園の模様は詳しく描写されない(たしか)。松坂の決勝戦は、結果だけニュースで聞いたのだが、なんとノーヒットノーランだった。あまりに美しすぎる幕切れだった。こんなドラマ誰が書けよう。書いたものが馬鹿にされるような、それくらい出来すぎたストーリーだった。

 

ということで、今年もなんか盛り上がってるよね。

 

Webページをいくつかご紹介。

早実エース 支え続けた兄の存在(8/16ニュース)

荒木大輔

P/L学園

横浜高校

2006年8月17日木曜日

夏の甲子園

鈴木健のいた浦和学院がベスト4まで進んだのは昭和何年のことだったかな。中学校2年のとき、ワルのTと我が家で熱狂的に応援していたのが市立浦和だったから、、それより何年かは前だったと思う。

Tは今何してんのかな。時々思うんだよね。中学時代共に過ごしたみんなは今頃一体どんな生活を送ってるんだろうかって。仲良かったチャチャイは、近所の戸田の倉庫で働いていると誰かが言ってた。チャチャイにはえらい難しい数学の問題を提示してしまったことがあってね。

半径3cmの円柱に半径2cmの球を3個入れたとき、積みあがった球の高さは何センチになるか?

とかね。明後日32才になる俺にはもはやわからないんだが、こんなものどうだっていいじゃんな。ひどく悩んでいたチャチャイを思い返すと、未だにあの問題を出してしまったことを後悔することがあるんだ。

とかいいつつ、ちょっとトライしてみた。

2+(2×(2×ルート(3))+2=約10.9

参考

直径4cmの球を縦に一直線に積んだら12cmなんだから、だいたいこんなもん?違う?今となっちゃ中学生の塾講師の兄が一番答えられるのかもしれない。よかったら正解よろしく。

たまに理系の学部に進むのもよかったかなと思うんだよね。今回の解があってるか否かは別として、こういうの決して嫌いじゃない。まあ数学は公式覚えるのが苦痛で断念したんだけど、研究職とかへの憧れは僅かになくもないかな。いやー、俺は飽きっぽいから無理か。

そういえば昨日から「3つの星を惑星に昇格させる」みたいなことをしきりに言ってるよね。候補は20近くあるらしいじゃん。でもね、太陽を遠い昔から周回している星たちからしてみたら随分と勝手な言われ様だと思うんだ。自分たちよりずっと後発の人間に「君は惑星に昇格」とか適当なこと言われたくないよね。1492年、アメリカ大陸発見!ってやつも同じ。主観が偏りすぎてる。発見も何も先住民がまずそこで生活してるんだから。

でもそういうポジティブ?な考え方も役に立つこともあるのだよ。俺も、中田か俺かっていうくらい抜群なポジティブ思考を発揮することがあるけど、これがけっこう笑えるんだ。

そうね、できればジョークとわきまえて言ってくれるとみんなも笑えて楽しいんじゃないかな。



しかし、いきなり惑星3つ追加とか、真実と疑わないものが、もろくも覆されるこの感覚、すごく怖いよね。なんだか何でもありえる気がしてくる。

・・・

ま、まずい眠い。話を膨らませようと思ったんだが、うとうとが止まんない。寝ます。

それでは。

2006年8月16日水曜日

百合ヶ丘スカイブルー

「モーツァルトの曲が美しいからと、近隣の迷惑を顧みず大音量で聞いてよいのか。」

ベートーベンだったかな。バッハだったかな。まあ、昨年も書いたけど、これは小泉さんの靖国参拝に対する管直人の弁だ。

#そういえば俺のうちの隣のおじさんは、朝六時に大音量のザードで目覚める人だった。

 

ところで、どうだったでしょうか水墨画。

突っ込みどころ満載だったと思うけど、俺のこの丹精込めたマイソウルが伝わればそれで十分です。

 

って、これ先日書いた暑中見舞いの話ね。近年年賀状を出してなくてね。もらってばかりで申し訳なかったのでひとつ筆をとってみたのだ。タネを明かせば実は先月トライした水墨画もこれを書くことが目的だったのです。

しかし、絵の具は百合ヶ丘スカイブルー(世で言う水色のこと)単品では売ってないんだよね。仕方なく全色を買う羽目に。今度登山がてら絵でも書いてみようかな。

まあ絵心は生まれもってないんだけど。

2006年8月13日日曜日

サマーソニック

NIKKIソニックもあいかわらずやってますな。日記なのにタイムテーブルがあるところがいいです。

俺のほうは昨年に引き続き、3度目のサマーソニックへ出かけてきました。ちょっとずつ値段は上がってきていて、今年は15000円弱なり。


入場前から雲行き怪しい。


分かりやすい二人。


いつものスマイル。


しょっぱなは恒例のビーチへ。


うーん、曇り気味。


まあ写真だと目茶暗いが、これほどではなかったよ。


爽やかなボーカリスト。


えっと、この人は・・・名前忘れた。

ってか写真撮っちゃまずかったのかもしれないので名前は出さないでおこう。モザイクとか入れとけばいいのかな。


実はこんな遠くからの撮影だったのだ。光学12倍ズームはすごい。


いやー、この人の絵はアートなんだが、俺の水墨画の方はちょっと・・・。ふーー。

じき、分かる人には分かるかと。。(><)


タイの観光ガイドさん。


うそです。


これはあの、、めし島に言わせると「私を羽織って」を歌ってる人。


・・・。


二人とも特にオチを見つけられず。


時には爽やかに。


たまにはすかしてみせ。


幕張のアンケートに答えてボールペンゲット。

めし島のおやじギャグがいっこうにとまらない。

「幕張なのに幕張ってないじゃないか!」とかね。

満面の笑みでそう言われると俺も笑わずにはいられない。


サマソニといえば、サイケなロックを期待しているわけで。。。


ここはひとつ、達磨崩しで盛り上がってみようかと。


あれ?めしじまいないけど?


うーん。残念。


次はバスケにトライ。


がんばって懐かしい駄菓子をゲット。


メッセ内のMCでは大雨が降っているとのことだったが、すっかり雨も上がり、見上げれば虹が架かっていた。


こういうのはいい。


ところでみんなはアベサダヲって知ってるの?


グループ魂って知ってるの?


紅白に出たとか言う噂だけど。


彼らはすごい。


すっかり夜に。

彼らすごかったんだけど、最後まで見れずにまた別の会場へ。


これは誰だったのだろう。


そしてキター!ダースベーダーみたいな二人。ピラミッドの真ん中に影となって、分かるかな?


いつほんものが出てくるんだよ!と待ちわびていたら


彼らがその、本日のトリのアーティストでした。


声はすべてボコーダーがかかっていて、


実に宇宙的。そして、


ほんとにあのピラミッドの二人は、顔見えないけど本物なのかよと。


なんかゆっくり動いてボタン押している風だけど、


機械ミュージックなんだから最初のスタートを押せば、後は何もする必要ないじゃないかとか、


やつらは実は照明の操作をずっとしてたんじゃないかとか、


そういう疑念を抱きつつ、今年のサマーソニックも無事終焉!

マリンスタジアムに打ちあがった花火がわずかに見えました。

 

ってか、俺でも知ってる有名人を呼んでほしかった。

 

とはいえ、ジャンプしすぎたか、もともとダメージのある頚椎を刺激してしまい、帰り道、相当グロッキーになりました。