この町は風が通り抜ける。冬は確かに寒い。
帰り道、少し東京よりの急な坂道を登ってみることにした。
この町に住み、3年以上経っているのにまだ知らない道が多い。
階段が多く、よく入り組んでいて、俺の心を掴んで離さない。
ゆーりがおかーゆりがおかー
百合の花詠む風の丘
ゆーりがおかーゆりがおかー
遠い記憶は風の唄
丘の駅を下車するとふと流れてしまうメロディー。
よな抜き音階のセレナーデ。
きっと誰も知らない風の歌。
尾根沿いの一本道を歩くとふと流れてしまうメロディー。
きっと誰も知らない風の歌。
きっと誰も知らない風の町。
お気に入りのみかん畑の付近からの夜景。曇っているせいもあり、はっきり写っていないが地平線に東京が浮かぶ。
急な坂から見下ろすと、湯煙でも上がっているんじゃないかと思えてくる。
家の隙間からの眺望もとくに好きだ。「嫌いじゃない」というフレーズを多用する傾向にあるが、この町の景色に関しては素直に「好きだ」といえる。
尾根の一本道。この先のカーブにも見晴らしのいい景色が広がる。
ゆめ工房。知らん。なんだかは。
駐車場の眺めもよい。
尾根からのマンションの入り口は、きっと5階とか6階とかだったりするんだろう。
我が家を見下ろすスポット。クリックで拡大。俺の選ぶ百合ヶ丘十景のひとつ。
また天候のよいときにでも、十景をすぱっと捕まえてきます。