2006年8月29日火曜日

さらば夏の日よ

まだすべてを話すには早すぎると思う。

毎年、この季節になるとたまらなく切なさを感じる。去年の夏の終わりもそうだった。問題解決に注力するのは嫌いではなく、自ら足を踏み入れてしまう傾向にある。でも、誰かが困っていたら、その人が美しい自己犠牲愛のもと疲れ果てていたら助けてあげたいと思うのはきっと俺だけではないと思う。

過ぎ去れば思い出となり、この感情の起伏の分だけ歌が残る。

まだやや暑いけど窓をすべて閉めて当時作った歌を歌ってみた。広域マイクを使っているので、雑音がいろいろ入っている。抱えたギターはうっすら埃をかぶっているし、弦はややさび付いている。

森田童子のごとく一発歌ってみた

月明かりに照らした僕の頃は今も美しく透けてる?

大丈夫だよと笑ってほしい。

慌しく夏が過ぎ振り返る間もなく深まる季節よ
あまりにいくつも忘れ物して忘れたことすら忘れた
少し窓を開けて秋の匂いを吸い込んだ

スチール弦押さえる指先が痛いよ
だいぶ久しぶりのギター
つまらない嘆きつらつら少なからずウンザリしている

さらば夏の日よ
つらいならその胸もさらけ出して

晴れた日は自転車で丘に駆け上がりあのメロディー歌おう
言い訳はくだるもくだらなくもなくこの澄んだ空に捨てな
水しぶき浴びて虹の中よみがえる夢をほら見ようよ
耳元に緑の風吹き抜ける歌君にも聞こえるかい

月明かりに照らした君の心は今も曇りなく透けてるよ
大丈夫だよほら泣かないで

晴れた日は自転車で丘に駆け上がりあのメロディー歌おう
言い訳はくだるもくだらなくもなくこの澄んだ空に捨てな
慌しく夏が過ぎ振り返る間もなく深まる季節よ
あまりにいくつも忘れ物して忘れたことすら忘れた
水しぶき浴びて虹の中よみがえる夢をほら見ようよ
耳元に緑の風吹き抜ける歌今でも聞こえるかい

 

夏の終わりは秋の始まり。

低い位置の月が大きく見えるのは完全なる錯覚らしい。本来遠くにあるはずの月を、近くのビルや山と見比べたとき、その大きさを実感するんだと。

みんながハッピーに暮らしていればそれでいいんじゃないかと思う。

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