かわいらしい後輩が真剣にシステムの説明する俺を横目に、くすくす笑った。
「え、なんかへん?」
と聞くと
「ふふふ。藤原さん、いつも煎餅の匂いがします。」
何を言うのかと思ったらそんなことだった。確かに煎餅ぼりぼりさせながら説明してたことは否定できない。
BTW。前回の俺のスカシガオって、きっとスガシカオと読み間違える人もいるはずだ。別にだからどうってことはないけど。
俺、眼精疲労で乱視だし、なかなか焦点が合わない。同じ仕組みなのか瞳孔も適切な開き具合になるのに時間が掛かるんだよね。夜は車のヘッドライトが目の奥が痛くなるほど眩しく感じることもある。そんななので、真夏の昼間は目をしかめ、太陽光線をできるだけ眉で遮断する。で、姿勢が悪くて、なんかちょっと斜めになってて、ポケットに手を突っ込むと楽だからそうする。けっしてかっこつけているわけではなく。
そういうことなのでよろしく。
あと、目が悪いのでメガネする。伊達メガネ?と必ず聞かれるが、目が悪いのでしてます。ネクタイとか、ファッションセンターしまむらで290円のを喜んでしてるし、よろしく誤解のないように。
BTW。麻布十番祭りに行った。
みんな十番祭り知ってるかな。聞くところによるとテレビやラジオや各種メディアで取り上げているらしいじゃん。先日、書いたとおりバスに乗って行った。現場に着くととにかく人が溢れかえってんの。流れがクロスする地帯はいつ将棋倒しが起きてもおかしくない感じ。そしてかなりの需要過多。どの店も長蛇の列で供給が足りない。
しばらくごった返す人ごみをのろのろ歩いている内に思い始めたのが、この祭りが一体何を祭ってるんだろうかということ。なんか神社とか、神輿とか、盆踊りとかそういうのはまったく見当たらず、ただあるのは麻布十番商店街に立ち並ぶ屋台と、群れ返す人ごみ。
しかし、これだけ人がいれば有名人か知人に会うんじゃないか、と思っていると、ふとアントニオ猪木とすれ違う。その後、自ら掛け声掛けちゃったりして人ごみの中を自己顕示。それからノーフィアーの高山もいたらしい。きっと彼らはでかいから目立つだけでノーマルサイズの著名人もたくさんいたと思う。
それはそうと、一刻も早く六本木ヒルズに抜けようと、屋台の裏手を歩いていると、ハタハタが見えて、その脇のババベラアイスが目に留まり。え、これ秋田のじゃん、ということで立ち止まった。
「ババベラなのにババーじゃないじゃないですか!」
「そんなことないわよ、ババーよ!」
とかいう問答を含むいくらかの会話をおばさんと交わした後、隣のおやっさんとこんな会話を展開する。まず俺から、
「うちの親父、秋田なんですよ、横手です。いや、横手じゃなかった、、横手は高校で、すんでたのは・・」
「へー!横手高校?おじさんも横手高校だよ。」
「まじですか!」
「親父さん、いくつだい?」
「64だったかな。」
「ええ、おじさんも64だよ!」
「え、同級生!?」
「親父さんの名前、なんていうの?」
「藤原ひろし。」
「おおおー!!きみひろしの息子か!おじさん、小学校も中学校も一緒だよ。」
「えー!まじですか!」
「親父さん、昨日ここへ来たんだよ!」
「へえ!!」
「君はA学でたんだろ!?お兄ちゃんはW田で!」
「!!」
ってか俺の父親もそんなことくらいしか言うことないのかよと思いつつも、驚きの展開だった。知人に会いそうな気はしていたが、まさか親父の旧友に会うとは、しかも親父が前日その場に来てるとはな。
後日、十番育ちのO田さんに聞いていくつか分かった。バスを降りたところがたまたま多国籍屋台コーナーで、マックス激込み地帯だったこと。あと、外苑西通りの一本向こうに一応神社はあったということ。祭とはほぼ無関係なようだけど。
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