「そっちは大人の世界だよ。」
宮崎駿の映画の中学生役で出てきそうな声だった。おお、若者よ、なかなかセンスのある忠告の仕方をするじゃないか。感心しながらエスカレーターを下っていると、階段を下る彼が今度はこう言ってきた。
「そっちは大人の遊び場だよ。」
「なんだよ、大人の遊び場って。(小声)」
エレベーターの彼がそう言い返した。
なんてことはない会話だったが、瞬間、この歌が俺の頭を流れ始めた。
何も聞こえない、何も聞かせてくれない
僕の体が昔より、大人になったからなのか
・・・
思春期に少年から大人に変わる道を探していた、汚れもないままに
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