2008年1月23日水曜日

Google Earthというブラウザ

なぜグーグルはGoogle Earthの開発にここまで労力を注ぐのか。

普通の企業が地図を出し惜しみして、金に換えているのに、グーグルはフリーで使わせてしまう。

なぜか?

よく考えてみて欲しい。


俺はこう推測する。

グーグルは地図が目的でないことを知っているんだと思う。グーグルはGoogle Earthがオモチャじゃないことをよく知っている。

おそらく、グーグルはGoogle Earthを将来もう一つのブラウザにしようとしている。

感覚で申してしまうが、おそらく思考思想概念などの情報は今日のブラウザで、それらのインスタンスである物質、物体はGoogle Earthというブラウザで管理することになる。昨日のもう一個の地球では、賃貸とか分譲とかを載せられるようになると言ったけど、将来、物流なんかもリアルタイムでGoogle Earthで見られるようになる。

そのとき、果たしてセカンドライフのような完全なバーチャル空間が残っているか分からないが、残っていたとしたら、Google Earthのリアルバーチャル空間と、激しい戦いをすることになると思う。

どちらに分があるのか。

なんとなくリアルバーチャル空間にあるように思えてしまう。なぜならリアルという後ろ盾があるからだ。リアルとリアルバーチャル空間が絡み合うと多くの利便性が生まれるのは容易に想像がつく。

ざっと考えても多すぎて書く気にならない。

今、Google Earthは静的な衛星写真でできあがっているが、近い将来動的なものにかわる。既に雲というレイヤーは持っていて、台風なんかも見ることができる。ちょっきんの肝はMy Locationだ。

My Locationを俺がやったとする。
それを世界中の人がやったとする。

どうなるか。

まるで蟻んこのように人がGoogle Earthの上を動き出す。


それから、IPv4だかIPv6だか知らないが、すべての家電すべての持ち物にIPアドレスが振られるとする。それをGoogle Earthのセキュア版Google Home(たった今勝手に命名)でみる。

そのとき、人は気づく。


なるほど、これが本当のホームページだったか!

と。

その頃になって振り返れば、20世紀のホームページなんて化石みたいなもんだ。


そのホームページはもちろん3Dで、ドラゴンボールのレーダーなんてああいうショボイ二次元のものではなく、冷蔵庫、風呂、洗濯機などの家電の制御はもちろんのこと、靴下、パンツ、などの衣類、にんじん、キャベツ、牛乳などの食料まで把握できるようになる。

だから、スーパー行って、「あ、、牛乳買ってあったっけ?」なんて必死に思い返すことはなくなる。

ちなみにあえてホームページで見えるものの中に情報家電はあげていない。

なぜか。

例えば、DVDレコーダーとかは、その頃にはほとんど家から姿を消しているはずだから。もちろん、その頃にはとおに携帯がすべてのリモコンの役割を果たしている。


そして、いい加減、気づいていると思うんです。

なるほど、出勤する必要って実はなかったんだ、と。

そして間違いなく都市部の地価は下がっています。

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