2009年3月3日火曜日

政治は遅れてる

今の政治は時代の変動についてゆけない。
やれ自民、やれ民主だとかいうけれど、問題はそんなことではない。
これはインターネットの普及で劇的に変化し始めているこの社会に、
今の政治システムはもう古い。

どう考えても、仕組みそのものに問題があるように感じてならない。

とはいえ、自民党はやや古い時代の欲求を溜め込んだ組織にしか見えないので、
さっさと解散したほうがいい。
狭い世界で叫んだ正義は、正義にはならない。

こうして時の権力は崩落していったのか、と日々のニュースを見、感じる。
自民党に限らない。
どの時代でも起こってきたこと。

明治維新後、徳川のいちみは徳川の名を名乗らなくなったらしい。
多分、今の政権もそうなるように感じる。

それでもこの国には現政権を擁護する人がたくさんいる。
島国日本は、予想外に(予想通りに?)保守的である。
大声で改革を訴えながら世襲政治を辞めない小泉さんに何ができる。
あんだけ僕らの税金を一部に流れるようにしてきた今の政権に何ができる。
単に変わることを恐れている人が多い気がする。

ネットユーザは一層その傾向が強いらしい。
ヤフーニュースのコメントなどを見ていると、げんなりしてくることは否定できない。

 そういえば、開国してまだ150年くらいしか経ってなかったよな!

と一人頷いたりする。

どっかの雑誌に「どの国でも都会のエリートは国境のないグローバルな世界を愛する。」と書いてあった。
自分を都会のエリートだとは微塵も思わないが、「国境のないグローバルな世界」の方がよほど愉しそうである。是非そうなってほしい。

当然、その先にある皺寄せを食った不幸な現実も直視しなければならない。
これまで散々安く仕入れ、高く売ってきて盲目にはいられない。

それでも一線を引こうとする人がいる。自分を守るために。
島国日本には、意外とたくさんいる。

大事なのは僕らの自主性だと思う。
以前のように、権力が情報を一方的に発信する時代ではない。
受身ではいけない。
自発的に取りに行き、できる限りを見抜き、できる限り確かな一歩を踏まなければならない、
そして、そこに「まずは自分を守る」とかいった利己的なフィルターがあってはならない

そう感じる。

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