2009年3月15日日曜日

避けられない闘争本能

賛美は、平均を抜きん出てるからこそ生まれる。激賞すれば、その反対が当然いることになる。僕らはヒーローやスターを羨望するが、その感情そのものがその反対、ヒールや落ちこぼれを作り出すことになる。だからといって、その感情が悪いとはいえないし、ビッグバン以降模索を続けているこの宇宙における自然の摂理のようにも感じる。

一般相対性理論は、宇宙定数という根拠に乏しい謎めいた定数を補完したが、超ひも理論をもってしても同様の帳尻合わせの定数が生じてきそうであることが、最近の研究により分かってきているらしい。ならば、その定数こそが、この僕らの宇宙の象徴といえるんじゃなかろうか。

そして、いうなら、僕らの本能もその定数に左右されている気がする。

どうにも明日朝のWBCキューバ戦が見たい。それは丁度、世界中の子供たちがポケモンバトルに熱中するのと同じ。それは丁度、世界中の若者が恋愛するのと同じ。

出来レースや仕込まれたドラマを見るのとは違う。せめぎ合う緊迫感、その中の演技ではない本気こそが大好きなドキュメンタリー。

多分、こういう瞬間に宇宙の進む方向を垣間見るんだと感じる。だから、人はそれに熱中するんだと感じる。

そろそろ寝なきゃいかんかなと思っています。

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