2006年10月19日木曜日

妖怪に遭いたい

昨日から考えていたんだけど妖怪はむずかしいな。

Wikiの妖怪一覧によると妖怪は幽霊をも包含する感じだ。どうやら理屈では説明の付かない事象(自然現象とか事件とか)を説明するときに古人は妖怪の存在を仄めかしたようだね。

リンが発火する人魂もそうだし、木霊や山彦もある意味、妖怪なのかもしれない。そういえば東京が大空襲を受けた時には無数の屍の上をいくつもの人魂が浮かんでいたと聞いたよ。

お岩さんは単なるハンセン病患者かもしれないよね。

ゾンビもね、時折、人は心肺停止後に蘇生するからね。

だって想像してもごらんよ。誰だってハッと目が覚めた時、暗闇に閉じ込められていたらびっくりするだろ?とにかく脱出しようと、出してくれよとドンドン叩いたりするのはごく当然のこと。当の本人はまさか自分が棺桶の中にいるなんて知りっこないんだ。

まあ土葬の西洋ではこういうことが普通に起こりえるわけだ。

うらめしやーのお化けや、あのキョンシーの腕が前に上がってるのは、死後の筋肉の硬直によるものだよね。やましいことでもあると都合悪く解釈しちゃうんだろうね。

金縛りもね、疲れ果ててると誰でもなるし、心霊写真とか幻覚とかもね、人間はものを認識する時にまず自分が知っているものに照らし合わせるらしいからね。写真の中に黒っぽい点が三つあったりすると、

人の顔だ!

とかね、だって目が二個と口が一つあるじゃんよ、となんとも勝手な判断を下す傾向にあるらしいよ。

それからこれは毎度言うんだけど、ほんとに心霊がいて、心霊写真があるのなら、ゴキブリの霊とかさ、蚊の霊とか大変だよ。みんな殺しまくってるんだから。そこら中怨霊だらけだよ。でも見たことない。

妖怪というと古風な感じもするけど、概念的には宇宙人やUFOやミステリーサークルも含まれるんだろうな。そういえば宇宙人に連れ去られたって話をたまに聞くけど、実は幼少期に記憶した母親の顔がなんかの際に蘇ったに過ぎないって説があったよね。

やまんばは食い扶持減らしのために子供を間引きしたって話が発端になっているらしいし、河童は川に流された奇形の子供だとかいう話もあるくらいだ。

人間って都合のいい生き物だと思うよ。先日アイドルがテレビ番組で熊の刺身食ってうまいうまいと唸ってたからね。

とはいえ、俺んちのレンジに忘れた頃にすごい古い食材が入ってることがあるんだけど、あれはキジムナーの仕業だと思うな。それから俺のものを次から次へと隠すのは間違いなく神様だと思う。それに雪男なんてただのイエティーだと思う。

まあ、世の中にはこんな人もいるわけだし。何が本当かわかんない。

 

ところで、百合ヶ丘駅からの帰り道、暗がりの長い長い竹やぶの脇を通っていたところ、一人で不自然な動きをしているおばさんに出くわしたんだ。よく見ると、誰もいないのに身振り手振りしながら大笑いとかしてるの。決して携帯を持っていたわけではなくてね。顔ははっきり見えなかったけど。あれは妖怪かイヤホンマイクしてるかのどっちかだと思うよ。

ということで、妖怪に会いたいなら百合ヶ丘だね。この前は全部退治したから俺んち来ても大丈夫と言ってしまったけど、やっぱりもうちょっと残ってるみたいだからおいで、と。

康平にそう言っておいて。

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